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しかしながら、その後、稼働を続ける中で、急速な目録データの増大などを主な要因として、OPACシステムのレスポンスも徐々に低下し、それにつれてシステム全体も不安定になってしまうという問題が発生する。そこで2002年9月に、ハードウエアのスペックアップ、ソフトウエアのリプレースによる新システムとして「KOSMOS-II′」の構築が計画されることとなる。その際、丸善の勧めでデータベースについてもDSMをにリプレースすることが検討され、導入が決定された。「CACHÉの優れたパフォーマンスについてはベンチマークですでに検証されており、これならレスポンスの問題も必ず解消できるという確信を持ちました」と入江氏は導入理由を語る。
新しいハードウエア、そしてCACHÉで構築したKOSMOS-II′は、期待通りの成果を上げた。「レスポンスの問題はもちろん、それまでの4年間に約30回ほど発生したサーバーのダウンも、2002年9月から現在までで3回に激減しました」(田邊氏)という。ちなみにKOSMOS-II′は、医学部を始めとした日曜開館運用や全学でのオンラインリクエストサービスを提供している関係で24時間週7日の稼働を余儀なくされているが、サーバーマシンがクラスタ構成のフェイルオーバー・システムとなっているため、1台のサーバーダウン時にもサービスに影響はない。そのほかにも、従来、約7日かかっていたような書誌インデックス作成のバッチ処理も、新システムではおよそ2日半で完了するなど、システムの中核を担うデータベースの高速化がシステム全体のパフォーマンスと安定性を大きく向上させる結果となった。
田邊氏は「大学図書館のシステムでは、中国語や韓国語、アラビア語などを扱うことが必須であるため、文字コードとしてUnicodeがデータベースに格納できるということもCACHÉの大きなメリットでした」とその柔軟なデータ管理を高く評価する。このことは、すでに述べた国際標準への準拠という観点からも重要なポイントと言える。
また、Unicodeでのデータ管理が可能になったことを受けて、田邊氏は「近く目録の登録、閲覧業務用のターミナルソフト上でもUTF-8に対応し、画面上で取り扱えるようにすることになります。いわばCACHÉが他のシステムをリードする格好です」と語り、今後の同大学図書館のシステムを牽引するCACHÉの先進性を改めて強調する。
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慶應義塾大学メディアセンター
慶應義塾大学は、東京、神奈川に5つのキャンパスを有し、それぞれに特色ある研究・教育・医療活動を展開。メディアセンターは、図書館サービスを中心に、大学の活動を支援することを目的とし、三田、日吉、理工学、医学、湘南藤沢の各キャンパスごとに置かれている。
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■Cachéのテクノロジー
eアプリケーション用のポスト・リレーショナル・データベースであるCachéは、刻一刻と過酷になるWebアプリケーションの要求に対処できるよう最適化されています。また、大規模なWebアプリケーションに画期的な性能を発揮します。最新のオブジェクト・テクノロジーに支えられた高速アプリケーション開発環境は、Internetスピードによる開発作業を可能にします。Cachéの超高速SQLは、リレーショナル・システムの20倍の性能を誇り、そのマルチディメンショナル・アプリケーションやデータ・サーバーは電光石火のスピードで機能します。
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