
今回の臨床情報検索システムは、病院業務の効率性向上の意味からも大きな成果を上げている。たとえば、同システムは当初、医師だけの利用に限られていたが、システムを知った薬剤師や技師などからも、ぜひ利用したいとの申し出があり、対象ユーザーを拡大した。というのも、薬剤師や技師が利用していたオーダシステムのほうには、すでに述べた通り、1年分のデータしかなく、たとえば薬剤師が患者に対して服薬指導などを行うに際して、それをさかのぼる情報が必要になった場合には、従来であればカルテを取り寄せて確認するという手続きが必要だった。こうしたケースでも、他の管轄の担当者に依頼することなく、7年分にものぼるデータの中から必要な情報を当の薬剤師自身が即座に確認できるというのは、業務効率から言っても大きな進歩であろう。
木村教授は「Cachéを採用した今回の臨床情報検索システムが、いわば通常のスペックのサーバーマシンと標準的なWebシステムとして実現できたということが重要なポイントです。ですから、大学病院だからできたというのでは決してなく、今後はこうしたシステムが他の多くの病院にも採用されていくことが大切だと考えています。私自身、ぜひその後押しをしていきたいと思います」と語り、今回のシステムを国内の他の病院システムに対する有効なプロトタイプとして位置づけ、必要な情報提供をしていきたいという。
浜松医科大学附属病院
浜松医科大学は1974年に建学。その付属病院として、浜松医科大学附属病院は1977年4月にオープン。以来、同病院は、患者第一主義の診療、地域医療の中核としての役割、優れた医療人の育成、より良い医療技術の開発の推進をその理念とし、浜松市を中心とした静岡県西部の医療の中枢を担っている。 |

|
|
|
■Cachéのテクノロジー
eアプリケーション用のポスト・リレーショナル・データベースであるCachéは、刻一刻と過酷になるWebアプリケーションの要求に対処できるよう最適化されています。また、大規模なWebアプリケーションに画期的な性能を発揮します。最新のオブジェクト・テクノロジーに支えられた高速アプリケーション開発環境は、Internetスピードによる開発作業を可能にします。Cachéの超高速SQLは、リレーショナル・システムの20倍の性能を誇り、そのマルチディメンショナル・アプリケーションやデータ・サーバーは電光石火のスピードで機能します。
|
|