「情報系システムにおいても、高可用性やリアルタイム処理への対応が要求され、トランザクション処理系システムとの境界が曖昧になっています。両者の特性を兼ね備えた融合領域の重要性が注目されます」とテックバイザージェイピーの栗原潔氏は分析する。そして、今後の情報系のあり方を考える際に役立つのが、「全体最適」「リアルタイム化」「イベント駆動化」の3つであると語った。
まず、情報系システムの全体最適化においては、特定分析アプリケーション向けに構築された専用データベース(独立型データマート)の乱立を見直し、データ・ウエアハウスを中心としたアーキテクチャを構築することで投資対効果を改善できるという。「ただし例外のコントロールが重要。独立型データマートを最小化しつつ、データ整合性とパフォーマンスおよび実装負荷の適切なバランスをとることが必要です」と述べた。
また、全体最適と切り離せない関係にあるのがリアルタイム化だ。「サプライチェーンなどで情報を適切なタイミングで提供する“リアルタイム化”が重要です。ミリ秒単位の場合も月単位の場合もあるでしょう。どの程度の処理遅延が“リアルタイム化”において許されるかは、ビジネス要件で決定されます」と指摘した。






