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| 図1●「日本版SOX法」の概要 実施基準案の登場で、内部統制報告書を作成するための指針が明らかになった [画像のクリックで拡大表示] |
2005年11月に、金融庁企業会計審議会内部統制部会傘下の作業部会が実施基準を作成することと、実施基準の構成案を発表。それ以来、ユーザー企業のシステム部門をはじめ、多くの関係者が実施基準の登場を待ち望んでいた。ところが周囲の予想よりも作業は遅れ、草案の内容がようやく固まったのは1年後の今年11月だった。
金融庁は12月20日まで、実施基準案に対するパブリック・コメントを受け付ける。それを反映した上で、早ければ今年末か年明けにも正式な実施基準を公開するとみられる。
実施基準案は、(1)内部統制を整備する際の考え方を示す「内部統制の基本的枠組み」、(2)経営者向けに整備・運用状況の評価方法を示す「財務報告にかかる内部統制の評価および報告」、(3)監査項目を示す「財務報告にかかる内部統制の監査」、の3章で構成する。(1)は内部統制全般を対象としているのに対し、(2)と(3)は金融商品取引法が求める「財務報告の適正性確保」に絞って説明している(図2)。
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| 図2●「実施基準案」の構成 「基準案」と同様、3章から成る [画像のクリックで拡大表示] |
IT関連の記述は、(1)〜(3)すべてに含まれている。全88ページの実施基準案のうち、約6分の1に当たる15ページにIT関連の記述がある(図3)。
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| 図3●実施基準案に含まれる、IT統制に関係する記述の例 [画像のクリックで拡大表示] |
まず(1)では、「(ITを活用することで)より有効かつ効率的な内部統制の構築を可能とする」と、ITの有効性を明記。その上で、内部統制の整備に必要なIT統制を「全般統制」と「業務処理統制」に分けて解説している。