ユーザーが必要とするアプリケーション機能をネットワークを通じて提供するASP(Application Service Provider)は1998年~1999年に登場した。当初はその合理性と経済性から中小企業を中心に爆発的に普及すると期待されていたが,思った以上の普及は見られなかった。しかし,登場から7~8年が経過した今,ASPは“SaaS(Software as a Service)”と名前を変えて,再び脚光を浴びている。本講座では,ASP~SaaSに至る歴史と仕組み,ASPとSaaSの違いなどを解説する。

Part1 ASPとは何か--その基本的な仕組みと歴史を理解する 
Part2 SaaSの台頭--その推進要因と進化の方向性を理解する