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│    市町村合併によって浮き彫りになったITの課題――それを解決したのは    │
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 詳しくは→ http://www.nec.co.jp/library/jirei/kitanagoya/?cid=PJ082ml10 
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日経BPガバメントテクノロジー・メール           第239号 2009/02/10
                                     http://govtech.nikkeibp.co.jp/
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┏━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 【1】「ITpro 電子行政」ウェブ新着ダイジェスト
   ── 電子行政:キーワード 
      BCP(事業継続計画/業務継続計画)
   ── 村上智彦の「夕張希望の杜」月報(2009年1月)
 【2】電子自治体NEWSピックアップ
   ── 政府が次期IT戦略の策定作業を開始
     「省庁CIOは形骸化している」「国民IDの議論を」野田IT担当大臣発言
      早大が「電子政府ランキング2009」発表、日本の電子政府は5位
      塩尻市がRuby製図書館システムの導入を決定                  ほか
 【3】コラム・上山信一の「続・自治体改革の突破口」
   ── 第85回 今年、ぜひ読みたい10冊(下)
             これからの「日本」の可能性を探るために
 【4】セミナー&イベント
      ── 第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治
 【5】編集後記/編集部からのお知らせ

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 【1】「ITpro 電子行政」ウェブ新着ダイジェスト
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◆電子行政:キーワード◆                                          2009/02/10
BCP(事業継続計画/業務継続計画)
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 「BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)」は、企業などの組織におけ
るリスクマネジメントの一部であり、災害や情報システムのトラブルに対し事業を
形成する業務プロセスや資産を的確に守るための計画のことを指します。行政の場合
は「業務継続計画」とも呼ばれます。

◎全文はこちらでご覧いただけます
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20090209/324419/
◎電子行政:キーワード バックナンバー
http://itpro.nikkeibp.co.jp/govtech/bn/bnsearch.jsp?BID=1128&OFFSET=0&MAXCNT=50

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◆村上智彦の「夕張希望の杜」月報(2009年1月)◆                   2009/02/10
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 財政破綻した夕張市と共に破綻した夕張市民病院。その経営を引き継いだ「医療法
人 夕張希望の杜(もり)」の悪戦苦闘の日々を,村上智彦理事長が綴る。

◎全文はこちらでご覧いただけます
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090209/324455/
◎バックナンバー
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/bn/bnsearch.jsp?OFFSET=0&MAXCNT=20&BID=5735

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 【2】電子自治体NEWSピックアップ
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◎政府が次期IT戦略の策定作業を開始
(日経BPガバメントテクノロジー、2009/02/06)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090206/324339/?ST=govtech
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◎「省庁CIOは形骸化している」「国民IDの議論を」野田IT担当大臣発言 
(日経BPガバメントテクノロジー、2009/02/06)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090206/324303/?ST=govtech
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◎佐賀県とマイクロソフトが全国初の地域活性化協働プログラム覚書を締結しました
(佐賀県、2009/2/5)
http://www.pref.saga.lg.jp/web/ictrikatuyou.html
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◎第5回 主要34カ国「電子政府ランキング2009」発表 日本の電子政府は5位
(早稲田大学電子政府・自治体研究所、2009/02/01)
http://www.obi.giti.waseda.ac.jp/e_gov/World_e-Gov_Ranking09_jp.pdf
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◎塩尻市がRuby製図書館システムの導入を決定,「既存システムの半額」
(ITpro、2009/01/30)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090130/323849/?ST=govtech
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◎「IT社会を支える認証基盤の確立を目指して」
~国民の安心を担保する仕組みを構築し、「JAPAN-ID」の早期実現を~
(社会経済生産性本部 情報化推進国民会議、2009/01/28)
http://www.jpc-sed.or.jp/cisi/teigen090128.htm
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◎そのほかのニュースは「ITpro 電子行政」(http://govtech.nikkeibp.co.jp/)へ

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 【3】コラム・上山信一の「続・自治体改革の突破口」
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【第85回 今年、ぜひ読みたい10冊(下)
              ――これからの「日本」の可能性を探るために】

 前号(1月12日配信号)では「世界」を見つめ直す5冊を紹介した。今回は日本につ
いて考える本を紹介する。私は外資系企業に14年、外務省に2年勤務した。米国にも
6年間住み、世界88カ国を旅した。その上で痛感するのが日本人と日本社会の行動様
式の分かりにくさだ。日本では大事なことがその場の空気や気配りで決まる。いつも
「日本はだめだ」と自信がない。ところが妙に目先の利に聡い。そして世界に冠たる
経済大国である。いったいこの国はどうなっているのか。運動法則を解明するうえで
以下がお勧めである。

1.梅棹忠雄『文明の生態史観』(中公文庫)

 著者は文化人類学者である。「欧州と日本はそれぞれユーラシアの東西両端に位置
し、文化も言語も異質だ。だがともに四季に恵まれ封建主義を経験した。そこから両
者に近代資本主義が生まれた」という。本書は50年前に書かれ、「日本は遅れたアジ
アの小国で明治以後にやっと近代化した」という欧米のステレオタイプ的見方を根底
から覆した。

2.高坂正堯『海洋国家日本の構想』(中公クラシックス)

 今から45年前、日本人はまだ敗戦後の自信喪失状態から立ち直っていなかった。そ
んな中で、当時わずか30歳の著者は現実直視の外交・平和論の論陣を張った。そして
左右のイデオロギーを超越した立場から「これからの日本は海洋国家として一定程度
の軍備を備え、通商に加えて途上国の経済発展に協力することで新たな挑戦の機会を
持つべき」と主張した。彼はその後のわが国の国家戦略を予見していた。昨今、ジョ
セフ・ナイのソフトパワー論、スマートパワー論が話題だがそれも先取りしている。
著者の先見性と現実性には驚嘆させられる。

3.宮本常一『忘れられた日本人』(岩波文庫)

 著者は戦後間もない日本各地を隈なく歩いて人々の伝統的暮らしを収集分析した民
俗学者。えてして封建的、閉鎖的とされがちな日本の農村社会の中に巧みな対話や紛
争解決、そして助け合いの仕組みがあると指摘した。なるほど本書に描写される対馬
の村の寄り合いの様子は現代の大企業の役員会にそっくりだ。日本の組織は決定まで
の調整に膨大な時間とエネルギーを費やす。だが決めたら確実に実行する。こんな日
本の組織のDNAの由来がわかる名著である。

4.司馬遼太郎『竜馬がゆく』『坂の上の雲』(いずれも文春文庫)

 日本を代表する国民作家の代表作である。著者は歴史小説を通じて「日本とは、そ
して日本人とは何か」を明らかにした。日本人に対する氏のまなざしは優しく暖か
い。東洋の片隅で必死に世界の動きを洞察しけなげに生き抜き国としての独立を堅持
した先人への愛に満ちている。一方で優柔不断な幕府の官僚主義の描写は現代への風
刺でもある。

5.山岸俊男『安心社会から信頼社会へ』(中公新書)

 筆者は、これまでの日本社会では終身雇用制や村社会のような持続的関係の安定性
が人々に「安心」を与えていたという。著者は「激動化する現代ではこれが逆に人間
不信や閉鎖性を生み出している。これからの日本人は未知の相手とも対話し、『信
頼』を構築することで問題解決する社会を目指すべき」と主張する。たしかに転職や
移動の拡大、外国人の増大や格差拡大などを機に従来型の安心社会の維持コストは増
大する一方だ。「信頼社会」の構築に向けた社会の仕組みづくり(情報公開、評価格
付けなど)が必要だろう。

 以上の5冊はいずれも日本のすばらしさを評価したうえで弱点とその克服策にも言
及している。先人の知恵にヒントを探してみたい。


─◆執筆者・上山信一(うえやま・しんいち)◆─────────────────
慶應義塾大学総合政策学部教授。運輸省、マッキンゼー(共同経営者)等を経て現職。
専門は行政経営。8月に『行政の解体と再生』(東洋経済新報社)を発刊。その他
『だから、改革は成功する』『行政経営の時代』『ミュージアムが都市を再生する』
ほか編著書多数。
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◎上山信一の「続・自治体改革の突破口」バックナンバーはこちら
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071122/287825/?ST=govtech

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 【4】セミナー&イベント
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◎第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治
http://ujidaisuki.town-web.net/
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【日程】2009年3月7日(土)・3月8日(日)
【会場】京都文教大学(京都府宇治市)ほか
【主催】宇治大好きネット、第4回地域SNS全国フォーラムin 宇治実行委員会
【概要】「どっかりと市民に根ざせ!地域SNSの輪」をテーマに、講演、パネルディ
スカッション、懇親会、物産展などが行われる。

◎そのほかのイベント・セミナー情報はこちらへ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NGT/govtech/20050418/159471/

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 【5】編集後記/編集部からのお知らせ
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■編集後記
 次期国家IT戦略の仮称は「デジタルジャパン」。政府内で「IT」「ICT」という言
葉が併存しているため、そのどちらでもない「デジタル」という言葉にしたのだとい
う話も聞こえてきます。そういえば自治体に取材に行ったとき、担当者の方が「IT」
と言いかけて「ICT」と言い直す場面もありました。まずは用語の縦割りの弊害を解
消していただきたいところです。……などと軽く揶揄した編集後記を書き終わったと
ころで、「デジタルジャパン」のパブコメ募集開始の情報が入ってきました。政府が
案の検討段階初期から広く意見を募集するのはかなり異例とも言えるのではないでし
ょうか。(募集した意見をどのようにフィードバックしていくのかにもよりますが)
信頼される電子政府を目指すための意欲的な取り組みだと思います。(黒田)

◎「デジタルジャパン」の原案等の策定に関するパブリックコメントの募集について
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kongo/digital/pubcom.html

■編集部からのお知らせ───────────────────────────
◎『自治体情報化年鑑2008-09』
 「e都市ランキング 2008」の豊富なデータを一挙収録。CD-ROM付き。
 自治体情報化を現状や傾向を知るための必須資料です。定価:36,750円(税込)。
>詳しくはこちらへ(サンプル画面あり)
http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/ngt/books/nenkan08/
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◎「IT Japan Award 2009」募集中
 弊誌の協力媒体でもある「日経コンピュータ」では、優れた情報システムを構築・
活用し、顕著な成果を上げた企業・団体を発掘・表彰する「IT Japan Award 2009」
を開催します。地方自治体や公共団体も応募できます。業務合理化や住民サービス向
上のために情報システムを構築・活用した事例があれば、是非、ご応募ください。
応募〆切は2009年3月16日(月)。経済産業省や情報処理学会などの有識者で構成
する審査会で、グランプリ(賞金50万円)など複数企業・団体を選定します。受賞企
業・団体の取り組みは「日経コンピュータ」特別号や弊社Webサイトで紹介します。
応募方法など詳細はこちら =>> http://itjapan-award.com/
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◎日経BP社創立40周年記念 「日経BP技術賞・読者大賞」を創設
 日経BP社は、このたび創立40周年を記念して、雑誌やウェブをご愛読いただいてい
る読者が選ぶ、「日経BP技術賞・読者大賞」を創設いたしました。「日経BP技術賞」
は各産業分野で大きなインパクトをもたらす優秀な技術を表彰することを通じて、産
業や社会の発展に寄与することを目的に、日経BP社が19991年に創設した賞です。電
子、情報通信、機械システム、建設、医療・バイオ、エコロジーの各分野の技術系雑
誌やウェブなどが報道した技術や製品の中から、専門家の審査を経て、大賞と部門賞
を毎年選出してきました。これまでに「日経BP技術賞・大賞」として、累計28件の技
術を顕彰しました。いずれも私たちの社会を豊かにし、産業を大きく発展させる技術
や製品でした。
 今回は、読者の皆さんに、この28件の「日経BP技術賞・大賞」の中から、最も私た
ちの社会と産業に貢献した、あるいは貢献すると考えられる技術や製品を、「日経BP
技術賞・読者大賞」として選出していただきます。受賞後、長期(将来を含めて)に
わたる貢献が、評価の対象となります。どうぞ皆さん、奮ってウェブ投票にご参加願
います。
>締切は2月末。詳細はこちらをご覧ください。
https://aida.nikkeibp.co.jp/Q/R006401gQ.html

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