日経NETWORKでは現在、恒例の「ネットワークの実態調査 2014」を実施している。今年の調査では「ネットワーク機器ベンダー」に注目した。今使っているネットワーク機器のベンダーを尋ねている。これまで2回にわたって調査の途中経過を紹介したが、3回目となる今回も、6月5日時点での結果からいくつか興味深いものを紹介しよう。
ルーターではヤマハとシスコが他を引き離す
まずは、インターネットやWAN、VPNに接続するためのルーターである。今回は、企業向けのアクセスルーターやVPNルーターに加え、コンシューマーを主ターゲットとしたブロードバンドルーターについても、企業で利用されているものは集計に入れている。
途中経過を見ると、ヤマハが37.4%で1位、シスコシステムズが35.8%で2位となり、3位以下を大きく引き離した(図1)。3位以下は、NEC/NECアクセステクニカ、バッファロー、アライドテレシス、ジュニパーネットワークス、富士通と続く。企業向けのルーターについては、企業向け製品を中心としたベンダーの割合が多い。