この連載では「仕事で成長するための思考術」を扱っている。前回までは「目標がない、目的がない、夢がない」を説明した。「成長できない10のネガティブ特性」は次の通りである。
「成長できない10のネガティブ特性」
- 考えない、悩まない、思考停止
- 動かない、実行しない、立ち尽くす
- 柔軟性がない、頑固である
- 発信できない、働きかけない、共有できない
- 人の話を聞かない、傾聴できない
- 自分本位、思い遣りがない、人間音痴
- 想像力がない、発想が貧困である
- 目標がない、目的がない、夢がない
- 計画性がない、段取りが悪い
- 状況を把握できない、どの位置にいるのか分からない
前回、前々回では「目標がない、目的がない、夢がない」という「成長できないネガティブ特性」をテーマに「目的と手段の関係」や「人生における夢」について、開発会社A社の岡村氏、浮島氏の20年にどういうことがあったのかを説明した。
今回からは、「目標、目的」の達成に大きな影響を与える「計画性」「段取り」を考えたい。筆者の考える九つ目の「成長できないネガティブ特性」は、「計画性がない、段取りが悪い」である。これを、岡村氏、浮島氏の事例に使って説明していくことにしたい。