3月中旬、久しぶりに札幌へ出張した。客先での運用会議に出席するためである。すでに真冬ではないが、晴天の新千歳空港の気温はマイナス4度だった(写真1)。飛行機が10分遅れ、電車も10分遅れて、札幌に着いたのは正午だった。
もう市内に積もった雪は少なくなっているだろうと思っていたが、意外と多かった。聞けば数日前に50センチの降雪があったそうで、その分だけ雪が白く、新しい層になってそこここに積み上がっていた。
さて、本論に入ろう。仕事柄、プレゼンテーションや講演をする機会が多い。提案内容を説明するためのプレゼン、提案のチャンスを作るためのセミナーや客先での講演、非営利団体から頼まれるトレンド解説の講演などである。
一番大事なのは、受注を獲得するためのプレゼンであるのは言うまでもない。限られた時間でいかに提案の特徴と効果を訴求するか、知恵を絞る。
同じくらい重視しているのが提案機会を得るための講演で、こちらは60分とか、90分とか時間をかけて「参加者に楽しんでもらう」と同時に「提案をしてもらおう」という気になっていただくのが目的である。
今回は楽しんでもらえるプレゼンのコツについて述べたい。