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記者の眼

「調査用SNS」の威力、若者はなぜホワイトカレーを選んだのか

松本 敏明=日経コンピュータ 2014/03/04 日経コンピュータ

 関東地区で45年ぶりの大雪が降った前日の2014年2月7日、新潟県南魚沼市のスキー場「舞子スノーリゾート」では、ゲレンデの食事、いわゆる「ゲレ食」の試食会が開催されていた。スキー場を訪れた若者100人に、開発したばかりのカレーを試食してもらい、1番人気のカレーを商品化しようという取り組みだ。

 決選投票の候補となった3種類のカレーの中で、最高得票を集めたのは、新潟産のキノコをふんだんに使ったホワイトカレー(写真1)。ライバルを凌いで、有効投票の約半数を獲得した。このカレーは、さっそく2月14日から数量限定メニュー(900円)として、同スキー場で販売されている。

写真1●試食会の結果、最も人気が高かったホワイトカレー
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の企画を裏で支えたのが、調査用SNS「マジ会議!」。リクルートテクノロジーズが構築したSNSで、「MROC(Marketing Research Online Community、エムロック)」と呼ぶ調査手法により、19歳~22歳の若者232人の声を拾い上げた。ゲレ食として何を食べたいかについての意見集めからスタートして、わずか2カ月で実際にカレーを発売するまでにこぎつけた。

 ここ数年で、個人に広く浸透したSNS。この中の機能をビジネスに活用しようとする動きが始まっている。今回、マジ会議!で取り組んだのは、若者たちのコミュニティで交わされる意見を商品開発に取り入れ、商品の満足度を高めようとすることだった。その成果はどうだったのか。マジ会議!での議論の過程を見ながら、調査用SNSの威力を探ってみた。

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