中小型メインフレームのユーザー企業にとって、今後の企業情報システムの方向性を示す事例が出てきた。メインフレーム上にあった基幹業務システムをクラウドに移管し、2013年5月に本格稼働させた富士通コワーコのケースだ。富士通の子会社でオフィス向けサプライ用品などを販売する同社が、富士通製のメインフレームを捨ててまで、クラウド活用に踏み切った理由はどこにあるのか。