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記者の眼

マンガで日本のITを救う

麻生 二郎=日経Linux 2013/09/26 日経Linux

 マンガは日本を代表する文化の1つだ。出版不況下でも、「進撃の巨人」や「ONE PIECE」など人気作品の単行本は売り上げを伸ばしている。

 日経Linuxでも、2011年9月号から「シス管系女子」(写真1)というマンガを連載している。システム部門の女子社員である「利奈みんと」(写真2)が、先輩システム部員の「大野 桜子」(写真3)からアドバイスをもらいながら、自分の業務を遂行し、一人前のシステム管理者に成長していくストーリーだ。

写真1●シス管系女子。2013年10月号には#!シス管系女子 まとめ読みとして別冊付録を同こん。
[画像のクリックで拡大表示]

 現在は、タイトルを「#!シェバンシス管系女子」と変えて、2期目のシェルスクリプト編を開始して1年が経ったところだ。みんとが、ログや各種データを処理する道具として「シェルスクリプト」を使いながら学んでいくという内容だ。

 連載当初から、シス管系女子に対する読者の評価は高い。マンガだからというだけではない。「仮想端末は役に立った」「自分も同じ経験をした」「今まで分からなかったことが分かった」など、内容に関しても好評だ。マンガを好まない読者からも、「内容がしっかりしているので、誌面にあってもよい」との意見をいただいたこともある。

 シス管系女子の連載を開始して2年が過ぎたが、マンガの表現の豊かさには今も驚かされる。教育マンガは、入門者や初心者向けに適していると思われがちだが、実は初心者からステップアップしたい人、中級者や上級者向けの内容の方が評価が高く、しっかり読まれている。

写真2●利奈 みんと(りな みんと)。システム部門の女子社員で主人公。
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●大野 桜子(おおの おうこ)。システム部門の先輩社員。
[画像のクリックで拡大表示]

 日本のソフトウエア技術者の不足や能力低下が問題視されているが、マンガをうまく活用すれば、それを解決できるのではないだろうか、と最近考えるようになった。

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