この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回まで、ネガティブ特性の九つめである「仕事が進まない、放置体質」について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。
- 先を読まない、深読みしない、刹那主義
- 主体性がない、受け身である
- うっかりが多い、思慮が浅い
- 無責任、逃げ腰体質
- 本質が語れない、理解が浅い
- ひと言で語れない、話が冗長
- 抽象的、具体性がない、表面的
- 説得力がない、納得感が得られない
- 仕事が進まない、放置体質
- 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散
- 駆け引きできない、せっかち、期を待てない
前回は、「動機レベルと理解度の関係」を説明し、「どうすれば仕事が進むか」について、「動機レベルを上げる」「作業の理解度を上げる」という二つのアプローチが必要であることを紹介した。
さらに、「動機レベルを上げる」手段として「ヒューマンマネジメント理論」の「動機を高めるための心理的効果の体系」を取り上げた。今回はこの続きとして、下記の「動機レベルを上げる9の効果」の中から「4.インセンティブ効果」の具体事例を説明しよう。
動機レベルを上げる9の効果
- 褒め効果
- 叱り効果
- ミッション効果
- インセンティブ効果
- コミットメント効果
- ピグマリオン効果
- ゴールセッティング効果
- 識者選択効果
- 返報性効果