「10問正解してハワイに行きましょう!」という豪華なクイズ番組が、1960年代初期にあったのを覚えていますか。NETテレビ(現在はテレビ朝日)で、日曜日の夜7:00から放映されていた「アップダウンクイズ」です。今回は、アップダウンクイズ風に、ITに関するクイズを出題します。

 アップダウンクイズのルールを説明しましょう。ゴンドラに乗った6名の参加者が、早押しでクイズに回答します。正解すると、ゴンドラが1段階上がります(問題の種類によって3段階や2段階上がる場合もある)。見事に10問正解するとハワイ旅行獲得となり、10段階まで上がったゴンドラに飛行機のタラップ風の階段が架けられ、客室乗務員風の女性が出迎えてくれます。逆に、1問でも間違えると、一気に0段階までゴンドラが戻ります。たとえ9段階まで上がっていても、不正解なら容赦なく0段階まで戻されるのです。見ていて、ハラハラ、ドキドキさせられました。

アップダウンクイズ

 当時、幼稚園か小学生ぐらいだった筆者は、この番組を楽しみにしていました。まだ海外旅行が一般的ではなかった時代に、ハワイ旅行に行けるのです。子供心にも、夢のように豪華な賞品だと思いました。当時の飛行場では、タラップを使って飛行機に乗るのものでした。タラップは、飛行機に乗ることの象徴であり、海外旅行という夢の象徴でした。筆者は、ゴンドラにタラップが架かることを願いながら、TVにかじり付いて参加者を応援していました。TVが夢を与えてくれる、実にいい時代でしたね。

 それでは、ITを題材にして、アップダウンクイズをやってみましょう。実際の番組では、様々な形式でクイズが出題されましたが、ここでは、筆者が好きだった「シルエットクイズ」をやってみます。ヒントとともに、パソコンを構成する装置や部品のシルエット(実際の番組では、ゲストのシルエット)をお見せしますので、それが何であるかを答えてください。第1ヒントで正解なら2段階アップ、第2ヒントなら1段階アップとしましょう。第2ヒントのときには、別の角度のシルエット(実際の番組では、ゲストの横向きのシルエット)をお見せします。それでは、全問正解して、ハワイに行く夢を見ましょう!

【第1問】これは何でしょう?

第1問
※第1ヒント:ただの四角形ではなく、左下が欠けていることに注目してください。