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評価を高める仕事術(19)「説得力のない人」とは付き合うな

2011/10/26

 この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回(「具体的に考える」ための五つの原則)は、ネガティブ特性の七つめである「抽象的、具体的でない、無責任」について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。

  1. 先を読まない、深読みしない、刹那主義
  2. 主体性がない、受け身である
  3. うっかりが多い、思慮が浅い
  4. 無責任、逃げ腰体質
  5. 本質が語れない、理解が浅い
  6. ひと言で語れない、話が冗長
  7. 抽象的、具体性がない、表面的
  8. 説得力がない、納得感が得られない
  9. 仕事が進まない、放置体質
  10. 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散
  11. 駆け引きできない、せっかち、期を待てない

 今回から、八つめの「説得力がない、納得感が得られない」について説明する。

自分の考えや行動を理解してもらい、承知させる

 大辞林によれば、説得力とは「相手を納得させるだけの力。その力のある話し方や論理の展開のしかた」を指す。ここでいう納得は「他人の考えや行動などを十分に理解して得心すること」(大辞林)、得心は「よくわかって承知すること」(同)を意味する。

 つまり、説得力は以下のような意味になる。

自分の考えや行動を相手に十分理解してもらい、承知させるための力。そのための話し方や、論理の展開のしかた

 これだけを見ると、実践するのはそれほど難しくないと思われるかもしれない。だが、ここには大きな落とし穴がある。試しに、以下の質問に答えてほしい。

  • 自分の考えや行動を相手に十分理解してもらい、承知させることができるか?
  • そのための話し方を知っているか?
  • そのための論理の展開のしかたを知っているか?

 「できるに決まっている。何をいまさら、そんな質問をするのか」と、思う読者もいるに違いない。だが、そういう人こそ、「説得力がない、納得感が得られない」というネガティブ特性を持っている可能性が高いと、筆者は考えている。

>>説得力は自己改善により身に付く
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著者プロフィール

芦屋 広太(あしや こうた)
 システムアナリスト/教育評論家。SE,PM,システムアナリストとしてシステム開発・システム統合などを経験。この過程で調査・分析した内容を「ヒューマンスキル教育」としてモデル化。将来を担う人材研究に利用する。著書にITproでの連載をまとめた「ITエンジニアのための人を動かす9の基礎力と27のエクササイズ」(日経BP社),「ITエンジニアのための仕事を速くする7の基礎力と9のエクササイズ」(同),「「たった一行」で思いどおりに仕事を動かすメールの書き方・返し方(インプレスジャパン),「仕事を成功させる[芦屋式]コミュニケーション5つの技術」(ソーテック),「IT教育コンサルタントが教える 仕事がうまくいくコミュニケーションの技術」(PHP研究所),「SEのためのヒューマンスキル入門」(日経BP社),「Dr芦屋のSE診断クリニック」(翔泳社),「話し過ぎない技術(毎日コミュニケーションズ)」などがある。Twitter:@hongojk、facebook:kouta asiya(clinic@a-ron.net)。

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