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プロジェクトの失敗を繰り返していませんか?日経SYSTEMSにはかつて、「深層ルポ」という人気コラムがあった。IT現場で起こる数々の問題。その実態や原因を探るコラムである。当事者意識の欠如が招くシステム障害、人間関係の隙間が生むプロジェクトの破綻など、実際に起こった多くの“事件”の現場を取材班がかけ回った。 実際にどんなコラムだったのか。一つの事例を紹介しよう。記者が数年前に取材した、ある食品メーカーの失敗プロジェクトである。
この事例は実話である。記者が小笠原氏にインタビューして執筆した記事だ。D社ではその後、POSシステムに絡んでさまざまな障害が発生した。店舗販売部の利用者からは、必要な機能が無いというクレームも噴出した。その結果、完成したシステムは、改めて再構築することを余儀なくされた。
三つの「欠如」が失敗を招くなぜプロジェクトが失敗したのか。直接の問題は、システム担当者と利用者の間に、仕様を検討する場がほとんどなかったことだろう。唯一のパイプ役だった志村部長の退社で、それが断たれたわけだ。だが根本的には、このプロジェクトには「マネジメント力」が欠如していた。仕様を満たすアーキテクチャーを選択できなかったという点では「技術力」も欠けている。社内におけるシステム軽視の蔓延は「人間力」の欠如ということもできる。 こうした失敗は、至るところで起こっている。また、それが繰り返されていると考える。個別の原因はさまざまだが、大きな原因は「マネジメント力」「技術力」「人間力」に集約されるだろう。これを改善しなければ、プロジェクトの失敗は、起こるべくして起こるのである。 実はこの「深層ルポ」を、日経SYSTEMSの新年号(2011年1月号)で、特集記事として復活させることになった。テーマは「なぜ繰り返すのか失敗プロジェクト」である。プロジェクトの成功率は約3割という数字がある。その真意を当事者であるプロジェクトマネジャーやメンバーの方にお聞きしたいと思っている。 そこでITpro読者のみなさんに、ぜひご協力をお願いしたい。この特集では、「失敗プロジェクト徹底調査」(回答ページはこちら)を実施する(調査期間は10月28日から11月18日まで)。システム開発プロジェクトに携わる方を対象としており、失敗プロジェクトの傾向とその原因を探ることを目的としている。これらを明らかにすることで、失敗プロジェクトをなくす方向性を示すことができればと考えている。 また、アンケートにお答えいただいた方の一部には、日経SYSTEMS編集部が直接取材させていただき、日経SYSTEMSの2012年1月号で匿名記事として掲載させていただく予定である。 連載新着記事一覧へ >>
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