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記者の眼

毎朝、通勤電車で電子新聞を読んでみた

渡辺 享靖=ITpro 2010/09/08 ITpro

 筆者の場合、朝の通勤電車の中は「新聞を読む時間」と決まっている。電車で移動する時間は40分ほどあるので、朝刊の主要な記事はだいたい読める。だが最近、視力がだいぶ低下してきたので、電車の中で小さい文字を読むのに少々ストレスを感じるようになってきた。朝から目が疲れてしまうこともあり、なんとかしたいと思っていた。

 そこで1カ月ほど前から、紙の新聞を「電子新聞」に切り替えてみた。モバイル端末のWebブラウザでなら、文字を拡大して記事を読めるからだ。

 使ってみた端末は2種類。一つはアップルのiPad Wi-Fiモデル、もう一つはソニーのモバイルパソコンVAIO Pだ。これらにモバイルWiFiルーター(バッファローDWR-PG)を組み合わせて、日本経済新聞の電子版を読んでいる。電車の中で使う「電子新聞リーダー」としては、それぞれに一長一短があって面白い。

席に座れたとき使いたいiPad

 通勤電車で電子新聞を読み始めた当初はiPadを使っていた。iPadを選んだ理由は、指で操作するタブレット端末に大きな魅力を感じたからだ。とはいえ、iPadの発売から数カ月が過ぎており、モバイル用途での使い勝手に関して「意外と大きい、重い」といった声も聞いていたので、筆者としては「持ち出すのが大変なら家で使えばいい」くらいの軽い気持ちで試してみた。

 さて、実際の使用感はどうか。まず、「文字を大きくして新聞を読みたい」という目的は完璧に満たされた。改めて書くまでもないだろうが、「ピンチアウト」(2本の指で画面にタッチしてから開く操作)でWebブラウザに表示した記事を簡単かつ滑らかに拡大できるのはすばらしい。スクロールも滑らかで目に優しい。読みやすさの面で注文を付けるとするなら、新しい記事を開くたびにピンチアウトの操作が必要なことくらいか。

 その半面、「意外と大きい、重い」という一部ユーザーの声にも納得した。680g(Wi-Fiモデル)という重量は決して重くはないのだが、よく言われるように、電車の中で立ったままiPadを使うときはやはり気になった。右手の指で画面を操作する場合、左手でしっかりと本体を持たなければならないが、タッチパネルに触らないように持とうとするとやや不安定で、実際の重量より重く感じる。電車が大きく揺れると落としてしまいそうな不安もある。だが逆に言えば、席に座れたとき、iPadに大きな欠点は見当たらない。

スムーズさに欠けるが、結構いけるVAIO P

 2週間ほど前からは、VAIO Pも使っている。原稿執筆用のネットブックが不調になったため買い換えることにしたのだが、どうせなら電子新聞リーダーとしても使えるように、小型軽量のVAIO Pを購入してみたのだ。iPadより画面がだいぶ小さいので心配だったが、使ってみると結構いけることが分かった。なにより、VAIO Pの本体サイズは鞄に収まりがいい。

 ただ、VAIO Pで初めて日経電子版を見たときは、あまりにも字が小さくて、あぜんとした。しかも、VAIO Pの画面は1600×768ドットと縦方向が短いが、その縦方向の多くをInternet Explorerのタイトルバー、アドレスバー、タブ、ステータスバーなどが占めていて、肝心のコンテンツを表示するスペースが小さく感じた。

写真●VAIO Pで日経電子版の記事を全画面・拡大表示したところ。ディスプレイの右下横にある四角い枠の部分がポインター操作用のタッチパッド。
[画像のクリックで拡大表示]

 それならとコンテンツの表示スペースが少し大きいChromeをインストールしてみたが、やはりデフォルト状態では読みづらかった。そこでコンテンツを全画面表示(F11キーを押す)に切り替え、コンテンツの表示を拡大(Ctrlキーを押しながら「+」キーを押す)していくと、それだけでとても読みやすい状態になった(写真)。表示されるテキストの行数は少ないが、どこを読んでいるのか分かりやすくていいと筆者は感じている。この状態でページを移動しても、当然ながら全画面表示と拡大表示が維持される。

 またVAIO Pは、両手で本体をつかんだまま、電子新聞の閲覧に必要な基本操作を右手の親指だけでできるようになっている。ポインター操作用の小さなタッチパッドがディスプレイの右下横にあり、スクロールするための矢印キー、前の記事(多くの場合はトップページ)に戻るためのBackspaceキーが、すべて右手親指の届く範囲内に収まっている。立ちながら操作しても両手でしっかりつかめるので、安定感があり使いやすい。

 一方、VAIO Pで気になるところは、画面をスクロールする速度がiPadより遅いところ。前モデルと比べて全体的に処理能力はアップしたようだが、矢印キーを連打しても反応がちょっと鈍い。記事を読むスピードよりは速いので実用上は問題ないが、長い記事を読んだ後、冒頭部分をもう一度読みたくなったときなどはHomeキーを使ったほうがよい。

目下の課題は地下鉄でのオフライン閲覧

 iPadもVAIO Pもそれぞれ良いところがあり、筆者はその日の気分で持ち出す端末を選んでいる。いくつか不便な点もあるが、以前感じていた「小さい字を読むストレス」は確実に解消された。願わくばVAIO PのサイズでiPadのような操作感のタブレット端末があるとうれしいが、そのうち、そんな新製品も出てくるのではないかと期待している。

 さて、端末に大きな不満はないのだが、通勤経路上にある地下鉄での閲覧が思うようにいかない点は少々困っている。駅に止まっているときを除けば電波が届かないのだから、ある意味仕方ないのだが、なんとかしたいと考えている。

 検討しているのはWeb自動巡回ソフト。日経電子版の記事を指定時間に自動でダウンロードしておき、地下鉄にいる間はオフラインで記事を読もうという目論見である。モバイルWiFiルーター(バッファローDWR-PG)の内蔵Web巡回機能やフリーソフトを試している。

 今は紙の新聞と電子版の両方を契約しているが、この問題さえ解決できれば、電子版に一本化してもいいかなと思い始めている。

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