IT業界は3Kではない---。4月7日にIPA(情報処理推進機構)が発表した「IT人材白書2010」の概要では、世間で言われる3Kのイメージとは異なる調査の結果が示された(図)。「職場の雰囲気に対する満足度が高く、休暇の取りやすさやプライベートとの両立に対しても満足している」という。もちろん、現場によってはひどいところがまだまだあるが、平均すれば白書にある通りだろうと思う。理由はいくつかある。
一つは、業界の成熟である。過去の失敗プロジェクトの反省から、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)などをベースにしたマネジメント手法が浸透してきている。そうした状況をとらえ、筆者は3年前に「3K職場、デスマーチと言われ、いつ自分がその当事者になってもおかしくないのがIT業界だった。(中略)そういう状況はそう遠くない将来に変わっていくだろうと、私は見ている」とこのコラムで書いた(関連記事)。その試みはいまだ途上とは言え、成果を上げつつある。
もう一つは、個人の気質である。筆者自身はかつてIT業界とは異なる業種を取材し、記事を書いていた。異業種と比べると、IT業界の人たちは仕事のやり方を作るのがうまい。アジャイル開発やファシリテーションがその典型だが、自分たちが効率よく成果を上げられる形に職場を改造するのである。
このような取り組みを通じて、ここ数年でかつての3Kのイメージからはだいぶ脱却してきたのではないかと思う。それが、冒頭のIPAの調査結果に表れてきたと筆者は見ている。
みなさんは、GWや普段の休日をどうすごす?
さて、では、そんな皆さんの「休暇の取りやすさやプライベート」の中身はどのようなものだろうか。来週末からITproが企画している「GW(ゴールデンウイーク)スペシャル」の一環として、ここでアンケートを実施したい。アンケートでは二つのことをお聞きしたいと思っている。
一つは、このゴールデンウイークをどう過ごすか。カレンダー通りであれば5連休だが、9連休にする人も多いだろう。この時間をどのように過ごすのか。レジャーを楽しむ人も多いだろうし、連休はシステム更改やメンテナンスを行うことが多いため、移行作業で缶詰めになる人もいるかもしれない。
もう一つは、普段の休日の過ごし方をお聞きしたい。特に、趣味の話を聞いてみたい。仕事とかけ離れた趣味でストレスを解消する人もいるだろうし、逆に仕事で得たスキルを生かして、プライベートでもプログラミングやサーバー構築を個人的に楽しむ人も多いだろう。
アンケートの結果は来週末からの「GWスペシャル」の企画の一つとして公開するので、ぜひ楽しみにしていただきたい。その前に、まずは下記の問いに回答していただければ幸いである。