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情報戦略/業務革新

記者のつぶやき

日経情報ストラテジー

紙とネットの狭間でもがく毎日

2010/02/04
清嶋 直樹=日経情報ストラテジー

 記者は、2001年12月から2009年末まで8年と少々、ずっと日経情報ストラテジーという雑誌の編集部に専属してきた。それが、何かの縁で2010年1月からITpro記者を兼務することになった。それに引っ掛けて「記者のつぶやき」で何かをつぶやくように、という指示を頂戴したので、ちょっとつぶやいてみたい。

 ITproには、日経コンピュータや日経ソフトウエアなど協力誌がいくつかある。日経情報ストラテジーもその1つだが、ITproの読者の中にはなじみが薄い方もいると思うので、少し宣伝させていただく。

 日経情報ストラテジーは「経営革新にITを活かす」というテーマの月刊ビジネス誌である。IT(情報技術)そのものを紹介する雑誌ではなく、ITを含むテクノロジーやマーケティング手法、経営手法など活用して、企業・組織を良くしようという取り組みを紹介する雑誌だ。都市部を中心に一般書店でも流通している。

 日経情報ストラテジーの表紙では、その時々で旬の経営者の写真を掲載し、誌面ではインタビュー記事を組んでいる。今書店に並んでいる最新号の3月号では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手であるグリー(GREE)の田中良和代表取締役社長を取り上げている。

SNS草創期にも会ったことがあるグリー田中社長

 記者はグリーという企業を取材したことはあった(関連記事)が、田中社長を取材するのはこのインタビューの時が初めてだった。

 ただし、初対面ではない。記者は田中社長に初めて会った2004年3月のことをはっきりと覚えている。それは、今はもう存在しないあるSNSのサービス開始記念パーティーの場だった。当時グリーはまだ株式会社になっておらず、田中社長は楽天の名刺を持っていた。「楽天に勤務しながら、実は僕もGREEというSNSを個人的に作っているんですよ」という話を聞いたのを覚えている。

 当時、SNSとしては米Google傘下のorkut(オーカット)というサービスが日本でも利用者を増やし始めていた。日本企業では、この日サービス開始したSNSのほかにも、イー・マーキュリー(現ミクシィ)が「mixi(ミクシィ)」の運営を始めるなど新規参入が相次いでいた。SNSは利用者としては便利だったが、どうやって収益を上げて事業化するのか、よく分からない状況だった。ITproでも、この記事この記事などで当時の雰囲気を振り返ることができる。

>>強い「販売モデル」で手堅い事業展開
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