記者の眼
目次
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主戦場は宇宙、日本に必要なのはお金と覚悟
情報通信研究機構(NICT)が宇宙と地表との間の衛星量子通信に成功した。衛星量子通信が実用化すれば、大陸をまたがるような長距離の間で「絶対に破られない」強固な暗号通信が可能になる。
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「利用できない場合がある」「個人の感想」、広告の極小表記に警鐘
商品やサービスの割引料金を大きな文字で強調して消費者を引きつけておきながら、目立たない小さな文字で割引対象外となる場合を表示する――。そんな広告手法に消費者庁が警鐘を鳴らしている。
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コンピュータの歴史は、集中と分散の“繰り返し”なのか?
コンピュータの歴史は集中と分散の繰り返しである――。最近、こんな言説を再び耳にするようになった。これまで「クラウド」へと集中を続けていたコンピュータが、今後は「エッジコンピューティング」の台頭に伴い分散に向かう、という主張だ。
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サービスデザイン思考で使いにくい行政手続きを変革できるか?
政府のIT総合戦略本部が5月に決定した「デジタル・ガバメント推進方針」について、具体化に向けたスケジュールが見えてきた。まず2017年12月に、府省横断的に取り組むべき施策について実行主体やスケジュール、KPIを「デジタル・ガバメント実行計画(仮称)」として取りまとめる。
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一瞬で未体験ゾーンへ、ゴーグル不要「裸眼VR」の破壊力
「Wow!」「Amazing!」——。2017年3月に米国テキサス州オースティンで開催した音楽や映像、ネット技術の国際見本市「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)2017」。会場の一画では、来場者が興奮して次々と歓声を上げていた。
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プログラミング教育にも悪い大人が群がってしまうのか
今では英語を話せる人は珍しくなくなった。さすがに英語を話せない人が英語教師を志すことはないだろう。ところが「できない人が教える」という歴史を繰り返しそうな教育の分野がある。「プログラミング」である。
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鉄道模型でAIとプログラミングを勉強!? 夏休み工作イベントに潜入
「人工知能を使って鉄道模型を動かそう」というイベント情報を見かけた。「親子でAI(人工知能)とIoT(インターネット・オブ・シングズ)を学び、電子工作とプログラミングで鉄道模型を走らせる」とある。何だかワクワクする。
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「上から目線」と「儲かりまっか」がオープンイノベーションを失敗させる
ベンチャー企業にカネが回っている。理由の一つと推測されるのが、ベンチャー企業と組みたいと考える大企業が増えていることだ。オープンイノベーションの名の下、様々なベンチャー企業と協業し新たな技術やアイデアを取り込んで自社事業を変革したい。こんな思惑を持った大企業が増えている。
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KDDI、「ソラコム買収に200億円」の執念と5年前の屈辱
KDDIがIoT(インターネット・オブ・シングズ)ベンチャー、ソラコムの株式の過半を取得して連結子会社化する。しかも約200億円で――。2017年8月2日に明るみになったこのニュースで、記者は買収そのものの事実もさることながら、その買収額に驚かされた。
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年上の部下が言うことを聞かない時、あなたはどうする?
あの人に動いてもらうにはどうしたらいいのか――。変革を伴うITプロジェクトのリーダーは、技術的な課題だけでなく人間的な問題に悩むことが多い。立場や部門の異なる相手が思うように動かない場合の対処策について、「そんな考え方があったか!」と思う方策を最近聞いた。
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WannaCryに感染していないのにシステムが止まった話
「あんまり騒がないでくださいよ」。あるユーザー企業のセキュリティ専門家と会った時、こう言われた。世界中が泣かされたランサム(身代金)ウエア「WannaCry(ワナクライ)」の報道によって、社内システムが使えなくなったというのだ。
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10.5型iPad Pro自腹レビュー、120Hzのヌルヌル感はRetina以来の衝撃だった
発売開始直後の2017年6月6日に10.5インチiPad Proを予約し、翌週6月13日に無事に手元に届いた。2年前に発売された旧12.9インチiPad Proの買い足しになる。12.9インチiPad Proと比較しつつ、新型10.5インチiPad Proの一カ月半の使用感をお伝えしよう。
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今度はAndroid Payだけで、西へ向かってどこまで行けるか試してみた
先日、少し古いAndroidスマートフォンのホーム画面を見ていて、Android Payをほとんど使っていないことに気が付いた。半年前にApple Payだけでどのくらい遠くまで行けるかを試したので、今回はAndroid Payで同じ実験をしてみようと思いついた。
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新しいことができる企業かどうかを見分ける13の質問
新しいことができる企業かどうか、もし見分けられたら、それなりに有意義である。自分の勤務先が新しいことを成功できるなら一安心と言える。見分けるための13の質問を紹介する。
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Flash終了の知らせには、二度驚いた
一世を風靡した米アドビシステムズのAdobe Flash。その再生ソフトFlash Playerの配布が2020年に終わる。既に2012年に開発終了を告げられたLinux版のユーザーにとっては「今さら何を」というところだが、実は悲報でしかない。Windowsと肩を並べるための希望の星だったからだ。
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テストで欠陥を見逃す、たった三つの要因
デジタル化が進むほど、システムの品質はビジネスと直結するようになる。止まったり、間違った結果を返したりするバグがあると、ビジネスに直接ダメージを与えてしまう。こうした欠陥を見つけ出し、品質を確保する関門となるのがテストだ。ただ、十分なテストを実施できているかどうか、実のところ心許ない。
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日立のIoT、9000億円で感じた疑問
日立製作所は2017年5月の決算会見で、成長戦略の中核である「Lumada」の売上高を9000億円と明らかにした。しかし、その内訳には二つの事業があるのだという。
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自己完結では日本のIoTは負ける
日本市場で普及し始めたIoT(Internet of Things)のサービスや製品の現状に対し、危機感を訴える声が強まっている。「日本では1社で完結したバラバラのIoTやビッグデータのシステムが乱立している。このままでは海外勢に負ける」。NTTの鵜浦博夫社長は日本のIoTが抱える問題点をこう語る…
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費用の6割が戻る! どうなるIT資格取得の給付金制度
IT関連の資格取得講座を受講する場合、2017年10月以降、費用の補助を受けられるケースが増える。「教育訓練給付制度」の対象講座の指定要件緩和によって、対象講座の拡大が見込まれるからだ。
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マイナンバーの行く手に見えてきた厄介な課題
ついにマイナンバー制度の情報連携とマイナポータルの試行運用が7月18日に始まった。情報連携を担うのは、国の機関や自治体が個別に保有している住民個人情報を連携させる「情報提供ネットワークシステム」である。制度としては試行運用だが、マイナンバー制度の基盤を支えるシステムとしては本格稼働したことになる。
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