記者の眼
目次
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プログラミング教育からIoTまで、IchigoJamが狙う世界戦略
日本発のシングルボードパソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」をご存じだろうか。子どもにプログラミングを教えたり、公共バスの位置や乗客数をリアルタイムで表示したりするツールとして用途が広がっている。
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プロのSEなら轟音ショーをプロデュースせよ
SE出身の情報システム責任者でライブショーをプロデュースした人がいる。まったく畑違いの仕事に見えるが、コンセプトづくりとデザインと進行管理が重要という点は共通する。
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クラウドは儲かる、オラクルの業績で分かった「たった1つの条件」
クラウドは儲かるのか、儲からないのか――。米OracleのMark Hurd CEO(最高経営責任者)は2017年10月の投資家向け説明会で、クラウドは利益率でオンプレミスに劣るが、利益額ではオンプレミスを上回るという見解を示した。クラウド事業者の「損して得取る」戦略を、数字を元に紐解いてみよう。
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社長が喜ぶ「働き方改革」の末路
「働き方改革」の御旗の下、「残業ゼロ」や「早帰り」といった掛け声は心地よいが、仕事のやり方、進め方、あるいは捉え方や考え方を変えずに、単に就業時間を短くしただけでは、生産性は下がることになる。生産性を上げるにはどうするか。その大前提は「見える化」であり、定量化がカギを握る。
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5時間の渋滞を1億円で解消、「ピンポイント渋滞対策」の裏側
「神奈川県の高速道路で、データを駆使することで、ほとんど工事をせず、お金をかけずに渋滞を解消した事例がある」。国土交通省で興味深い話を聞いた。本当にそんなことが可能なのだろうか。中日本高速道路(NEXCO中日本)を訪ねた。
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さらばWindows Phone、MSが犯したIBMと同じ間違い
米MicrosoftがWindows 10の大幅アップデートを提供する陰で、ひっそりと幕を引かれた製品がある。Microsoft製のスマートフォン「Windows Phone」だ。
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ラオスの古都、そして世界も日本も席巻する中国アプリ
9月末、遅い夏休みを取って「ラオス」へ旅をしてきました。急に行き先を決めたこともあり、ガイドブックすら読まずに下調べゼロで入国。「一体現地に何があるんだろう」「水は飲めるのか」「治安も不安だ」――。様々なネガティブイメージが頭によぎりつつタラップから降り立った場所は、古都ルアンパバーン。
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Office 2007のサポートが終了!でもバージョン気にしてます?
みなさんは、自分が使っている「Microsoft Office」のバージョンを知っているだろうか。それとも、気にしていないだろうか。2017年10月10日に「Office 2007」のサポートが終了した。2012年10月9日に「メインストリームサポート」が終了してから「延長サポート」期間になってい…
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社長が開発担当者だから作れた脱Excelの経営管理システム
中小企業ではExcelを使って経営などの情報を人手で管理していることが多い。そうした非効率な管理を一掃できるのがクラウド型の業務・経営管理サービス「board」だ。中小企業の経営者自らが開発した。
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メルカリ、LINE、スマートニュース…失われたネットの信頼を取り戻せるか
インターネットへの「信頼」が、数年前と比べてますます失われている――。あくまで筆者の個人的な感覚だが、そんな思いを強くしている。
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日本人SEが外資系ITに大量流出、これでいいのか?
日本ハムの二刀流こと、大谷翔平選手のメジャー移籍が話題になっている。23歳という年齢は早すぎる気もするが、メジャーを熱望しながらプロ野球界にとどまった経緯を考えれば、当然の流れといえそうだ。もはや「なぜお前もメジャーに行くのか?」と嘆くよりも、大舞台での雄姿を早く見たいのではないだろうか。
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それでもやっぱりマイナンバーカードは必要か?
マイナンバーカードの普及がなかなか加速しない。2017年末に人口普及率が10%に届くかどうかというところだ。だが、だからと言ってマイナンバーカードが不要と言うつもりはない。本題は「便利なカードだが、カードを持たない人にもその恩恵を及ぼせるのではないか」という話だ。
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赤ちゃんが泣かないヒコーキ、ITで実現できるか
2017年10月初頭のある休日の朝、風変わりな航空便が成田空港からまだ夏の暑さが残る宮崎空港へ向けて飛び立った。全日本空輸(ANA)とNTT、コンビ、東レの4社が企画したチャーター便、その名も「赤ちゃんが泣かない!?ヒコーキ」である。
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データ分析のプロを育てるべきか調達すべきか、それが問題だ
業種を問わず、データサイエンティストを増員しようとする企業が続々と現れている。積極的に取り組んでいるのがブリヂストンとSOMPOホールディングスだ。と言っても、両社のアプローチは正反対と言ってよいほど対照的。両社の事例を分析することは多くの企業の参考になるだろう。
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679万人の個人情報漏洩騒動から1年、JTBが明かしたこと
678万8443人分の個人情報が盗まれた可能性がある――。JTBが標的型攻撃によるセキュリティ事故を2016年6月14日に公表してから1年4カ月がたった。事案判明から初めて同社のセキュリティ対策室に取材する機会を得た。当時を取材した記者として、その後の取り組みを聞いた。
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iPhone Xを買いたくない理由
2017年も例年のようにiPhoneの新機種が発表された。iPhone 8/8 PlusとiPhone X(テン)という仕様の大きく異なる2機種を同時に発表し、時期を1カ月以上ずらして発売するのは異例の事態だ。
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圏外の山奥になぜWi-Fiが必要なのか
常磐線の高萩駅から車で山間部へ向かい、海が見えるダムとして知られる花貫ダムを超えさらに奥へ入った場所に2017年8月、キャンプ施設がオープンした。だがこのキャンプ場、携帯電話の電波がソフトバンクしか届かない。
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システム裁判は対岸の火事ではない、ユーザー企業が陥りがちな三つの罠
実際のIT訴訟では旭川医大・NTT東裁判のように、裁判所がプロジェクトの実態を精査したうえで、ユーザー企業の責任も厳しく問うている。
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AIには利用企業向けの「倫理規定」も必要だ
人工知能(AI)のリスクを認識しながら安全に活用できるよう、開発者向けの倫理規定や開発指針を作る動きが世界で進んでいる。議論に関わっている識者からは「開発者向けの次は、AIを利用する個人や企業向けの指針も必要だ」との声が上がっている。
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EDRやIOC、UEBAって?急増する謎の略語
聞き慣れない略語がここ数年で大量に出現した分野がある。セキュリティだ。代表的なものだけでも、EDR、IOC、UEBA、CASBがある。すぐ消えそうなバズワードなら筆者も無視したいのだが、どうもどれも定着しそうな気配だ。この機会にサクっと押さえておきたい。
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