2008年9月5日,ITpro Challenge! 2008本番が始まりました!こちらのページに適宜速報とリンクをアップしていきます。ITpro Challenge! 2008公式ページでUstream.tvによる中継を行っております(追記:中継は終了いたしました。後ほどニコニコ動画に録画をアップいたしますのでお待ちください)。

 司会の小飼弾さんとミラクル・リナックスの吉岡弘隆さんです。

モバゲータウンを一人で作った---DeNA 取締役の川崎修平さん

 最初はディー・エヌ・エー(DeNA)取締役の川崎修平さんによる講演「モバゲータウンをこうして作った」です。

 川崎さんの少年時代は「ゲームが好きでマイナー志向のオタク。将来の夢はゲームを作るひと」だったといいます。大学に入り,プログラミングのアルバイトをしながら,オークション比較サイトを自宅(今の奥さんの部屋)にサーバーを置いて公開していたところディー・エヌ・エーからアルバイトに誘われ,その後入社。そして「モバオク」,「ポケットアフィリエイト」,「モバゲータウン」というディー・エヌ・エーのモバイル向けサービスを一人で開発しました。モバゲータウンの会員は1000万人を超えています。

 開発は,ほとんど自宅で行うそうです。やる気が出るまでマンガ(「北斗の拳」や「げんしけん」や「三国志」)を読み,やる気が出たら3日くらいぶっ続けでプログラミングをする。その間は午後の紅茶(ミルクティー)だけしか執らないというのが川崎さんのプログラミング・スタイルだそうです。

 もちろん一人で作るといっても,それをビジネスにするのは一人では出来ません。モバゲータウンを例にとると,ディー・エヌ・エー モバイルビジネス事業部長の畑村匡章氏の「こんなサービスを作りたい」というアイデアを川崎さんが形にし,そのメンテナンスには多くの人が関わっています。

 川崎さんは,理想的な開発のあり方を「プロデューサーが編集者,開発者が作家」と表現します。

■詳細レポート:1000万会員のモバゲータウンを一人で作った---DeNA 川崎修平氏

講演資料「モバゲータウンをこうして作った」