毎日ディスプレイに向かい合って,メール対応や文書・プログラム作成に追われていると疲れ果ててしまいませんか? 気がつけば,身も心もボロボロになっていて,自分を見失いそうになるのは私だけでしょうか?

 話が話ゆえ公表されたデータこそありませんが,ITの仕事に従事する友人縁者の話では,メンタルヘルス上の問題を抱えられている同僚が,どの会社にも少なからずいるようです(私も予備軍かもしれません?!)。

 まだ,「」,「,「」といった「カラダ」の疲労なら,それぞれの工夫で,予防し回復させる健康法をご存知かもしれません。しかし,もっと大切な「ココロ」のコリや疲れによく効く方法を探すのは難しいものです。できれば,パソコンをしながら「短い時間でカンタンにできる方法」があれば,それに越したことはありません。

 そんな矢先に「よいストレス解消法」に出会いました。

 きっかけは,デジタルメディア研究所所長にして,オンブックの社長でもある橘川幸夫さんから届いたお誘いメールでした。「深呼吸する言葉ネットワーク」なる「ネット・ケイタイ時代の新体詩運動」に誘われて,参加することにしたのです。

 まさか詩を書くなんて思いもよりませんでしたが,おっかなびっくり「深呼吸する言葉ブログ」を始めてみました。気がつけば,早2カ月,今は毎日面白くてなりません。いつでも好きな時に5~15分で「ココロ」のストレッチとエクササイズができるからです。

 それだけではありません。このネットワークを社内に活用・応用すれば,ほとんどお金をかけずに,社長から新入社員まで参加できる「社内活性化プロジェクト」を創造できそうです。社内を元気にした上,高揚した心を共有でき,特別な一体感を醸成することもできそうです。

自称歌人がブログでつながる「深呼吸する言葉」ネットワーク

 この「深呼吸する言葉ネットワーク」の設立理念は「深呼吸宣言」で読むことができます。

 また,そのお手本として,橘川さんの「深呼吸する言葉」が満載の新著「ドラマで泣いて,人生充実するのか,おまえ。」や「深呼吸する言葉・きつかわゆきお」ブログがあります。

 さらにデジタルメディア研究所の公式サイトに記された以下の「短い呼びかけ」に反応して,わずか2カ月で現在64名(2008年5月31日現在)も自称歌人が集まりました。


深呼吸する言葉を始めましょう。
ネット・ケイタイ時代の新体詩運動です。
情緒と思索を融合した,新しい「詩歌」を創りましょう。

「深呼吸する言葉」は,それぞれの日常生活の中で発見した言葉を表すものです。
タテマエの価値観を語るものでも,勉強した知識を並べるものでもありません。
すでに公開されている「深呼吸する言葉」をゆっくりご覧になった上での合流を,
お願いします。


 ですから,「深呼吸する言葉ネットワーク」が何であるかは,まずは,既に60人を超えている深呼吸歌人の「新着作品」を読んでいただくと良いでしょう。そこには,投稿された順番に時系列で歌人たちの作品を一覧することができます。この一覧は,RSSを使って自動生成されているので,システムやネットワーク管理者,編集者の手間はありません。

 「作品アーカイブ」や,「深呼吸和歌集ビデオ」を見ても「深呼吸する言葉」は,まさに百花繚乱です。「それぞれの日常生活の中で発見した言葉」を,誰もが自由な表現で書いているのです。

 その中で,心に響いた印象的な言葉を見つけたら,ぜひクリックしてみてください。各歌人の「深呼吸する言葉ブログ」に飛んでいけます。そして,お目当ての歌人の作品だけを,最初から最後まで全部読むことができるのです。つまり,この運動に共感して参加した人が,一人ずつ個人ブログを立ち上げて「深呼吸する言葉」という名の自由詩を書き込んでいるのです。

 言わば「深呼吸する言葉ネットワーク」とは,歌人それぞれの個人ブログがやわらかく連携した「ブログ合衆国」のようなものなのです。