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成果 ≠ 運+実力この設問は、「できる」人々を捉えて離さないようだ。 おごちゃんの雑文 ? Blog Archive ? 「10年泥」また、さらに冷静にものごとを見るなら、世の中のほとんど全ての成功は 先日我が家で開いたパーティでも、勝間さんと干場さんがこの話題を取り上げた。 当然といえば当然のことだ。自らの成果を「単に運がよかっただけ」だと言われれば、成果を向上させるために日日切磋琢磨している彼らが快く思うはずもない。 しかし、成果(achievement)を上げている者ほど、運(fortune)の大切さを切実に知っているというのもまだ事実なのである。彼らは成果に運が不可欠であることを心身ともに知っている。だからこそ、そこにおける実力(virtue)にどのような意味があるのかにも無関心でいられない。 よくある解釈は、表題にも出てくる、いや表題で否定した以下の式である。
成果 = 運 + 実力
Achievement = Fortune + Virtue 有名なエディソンの格言、 トーマス・エジソン - Wikiquote天才は1%のひらめきと99%の努力からなる。Thomas Edison - Wikiquote Genius is one percent inspiration, ninety-nine percent perspiration. もこれを踏襲しているが、だとしたら運と実力というのはゼロサムゲームということになる。 本当だろうか? 私は、これは常々間違いだと感じていたが、運と実力の関係をうまく言語化できないでいたが、本日ふと気がついた。 なんだ、簡単なことじゃないか。これでいいんだ。
成果 = 実力(運)
Achievement = Virtue(Fortune) そう。成果というのは、運を引数とする関数の戻り値なのだ。 実力とはモノ(what you have)ではない、機能(what you do)なのだ。 ヒントとなったのは、件のパーティーでの会話。私は以下のようなことを述べ、干場さんがそれをメモっていた。 たしかに、どんな運がやってくるかは選べない。「実力も運のうち」というのは確かにそうで、その気になれば自分が人間に生まれたことや男女に生まれたことも運なのだから、すべて運に還元しようと思えば出来る。それでも、我々は雨が降れば傘を風に対して向ける。この「風に対して向ける」という行為そのものも運と呼んでしまっていいのか? 運は風のようなもので自分ではどうしようもないけど、それに対して衝突断面積(cross section)を調節することは出来る。幸運にはより当たりやすく、不運にはより当たりにくく 実のところ、運そのものには幸運も悲運もないはずだ。それが幸なのか悲なのかは、それをどう感じ、どう用いるかが決まって初めて決まる。この解釈と対処の余地がある限り、実力、いや自由意志(will)は確かに存在する。ヨットでさえ、風に逆らって進むことが出来るのだ。それよりはるかにパラメターが多い人生ともなれば、工夫の余地はそれこそ一生かけても終らないほどあるはずではないか。 実力を向上させるというのは、早い話、 ごめんですめば警察はいらない? 運ですめばハッカーはいらない! Dan the Life Hacker
編集部より:今回の記事は,小飼弾氏のブログ404 Blog Not Foundより編集し転載させていただきました。本連載に関するコメントおよびTrackbackは、こちらでも受け付けております。
連載新着記事一覧へ >>著者プロフィールPerl本体の開発チーム・メンバーであり,Perlで日本語を扱うためのモジュールJcode.pm,多言語変換モジュールEncode.pmの開発を手がけたオープンソース・プログラマ。そのほか多くのPerlモジュールを開発しCPANで公開している。元オン・ザ・エッヂ取締役最高技術責任者(CTO)。著書に「達人に学ぶPerl/CGI道場」(インプレス刊)がある。約2万冊の蔵書を持つ重度の活字中毒者としても知られる。「404 Blog Not Found」で社会や技術に対して積極的に発言している。 |