生越昌己のオープンソースGTD
目次
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オープンソースにするリスク
何をオープンソースにするべきか(3)
前回説明したように、ソフトウエアをオープンソースにすることはいくつものメリットがあります。しかし、ライセンスビジネスを行いつつ実際にオープンソースにするとなると、別のリスクが発生します。具体的には、「権利関係の処理」、「プロジェクト管理」、「公開されていることそれ自体」といった問題です。
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オープンソースにするメリット
何をオープンソースにするべきか(2)
当社に「おたま(Otama)」という画像検索ライブラリがあります。これをオープンソースにしてしまおうと考えています。応、営利法人である当社が主要なプロダクトをオープンソースにするには、もちろんそれなりの理由があります。それは「宣伝」、「開発」、「特許」の問題を解決したいからです。
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何をオープンソースにするべきか
今回からしばらく、「技術」「ビジネス」「コミュニティ」のちょっと外側の話を続けて行きたいと思います。今回は少し前に「何をオープンソースにしないかを語る人は少ない」というtweetを見掛けたので、その辺を考えてみようと思います。
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「××をしてはいけない」---オープンソースにいまだにある誤解
さて問題です。以下に挙げるもののうち、正しいものはどれでしょう?「GPLv3で公開されたものを流用してクローズドなアプリは作れない」「GPLv3で公開したソフトは後から非公開にできない」「GPLv3で公開したソフトに広告を入れるのは著作権法違反」答は…
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オープンソースへの参加は難しくない(5)作ってみる 前編
ちょっと古い話ですが、年末頃に「電子工作コンテスト」なるイベントに出掛けました。普段あまりイベントは行かないのですが、今回は審査員ということと、「工作」という普段あまりかかわりのない分野でもあるので、出掛けて行きました。私も同じ年代のエンジニアにありがちの、「箸を握るよりも先にペンチやドライバーを…
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オープンソースへの参加は難しくない(4)お金を出す 後編
景気のせいなのか,世の中の流れから自然な結果なのか,少し前から政府系機関や自治体がオープンソース振興のための政策を行なうようになりました。
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オープンソースへの参加は難しくない(3)お金を出す 前編
今書いている「オープンソースへの参加は難しくない」シリーズは,一応難易度の低い順から書いているつもりです。もちろん,「難易度」は人によって違いますから,このステップがそのまま誰にでも適用できるわけではありませんが,だいたいこんな順番でむずかしくなっていくのかなぁと思っていただけるとよいかと思います…
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オープンソースへの参加は難しくない(2)使っていることの表明
前回,オープンソースへの参加の第一歩は「使うこと」だという話をしました。そして,その「使うこと」の内容は問われないはずだという話もしました。ところが大変残念なことに,これは「参加した」という意味はありますが,それ以上ではありません。
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オープンソースへの参加は難しくない(1)「使う」こと
いつもは「上位レイヤ」の話ばかりしているので,久しぶりということもあってもうちょっと身近なところから話を始めたいと思います。とは言え,だんだんに上のレイヤに話が移るわけですが。
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エンドユーザーにとってオープンソースはどんな意味を持つか
話の元は、先日のITproの記事です。「見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること」。この記事の内容が衝撃的だったせいか、いろいろなところで話題になっていました。実は、最初は直接この記事を見たわけではなく、この記事について書かれたブログを読んでから読みました。記事を読…
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彼氏がオープンソースやっていた。別れたい。
最近,ブログ界隈で「彼氏が××だった。別れたい」というコピペ改変が流行ってます。ちょうどこの連載のネタを考えている時に流行りを感じたので,「じゃあ,『彼氏がオープンソースやっていた。別れたい』でも書くかな」とtwitterでつぶやいていたら,「オープンソースには中毒性があるから,結構シリアスな問題…
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「オープンソースへの貢献」って?
今回のネタ元はtwitterでのある人の発言、「やっぱもっとオープンソースに貢献できる環境がいいのかなぁと,急に思ったり」ということを受けてです。個人的にはこの言葉で「オープンソースへの貢献って具体的に何?」ということを思ったことからです。「オープンソースへの貢献」というのは古くからよく言われるこ…
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不景気とオープンソース
相変らず忙しくしています。月一連載みたいになってしまっているのが,申し訳ないです。ただ,そうやって間が開いていると,「続きもの」は書けない代わりに「時事もの」が書きやすくなります。ちょうど今回は「株急落」に絡むネタが降って来たので,そちら方面について書いてみたいと思います。
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ITベンダーにとってのOSSの嬉しさ
御無沙汰してすいません。しばらく仕事に集中していたもので,なかなか書けないでいました。実はいまだそんなに時間も精神も余裕がないのですが,日経ビジネス方面から「書け」という神託があったような気がしたので,今回は頑張って書きたいと思います。
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オープンソースを販売するということ(3)
一口にオープンソースと言っても,いろいろな背景があります。最初から販売することを目的に開発されたものもあれば,「俺プロジェクト」から始まったものもあります。また,既存のオープンソースを基にしたものもあります。販売する時には,こういった背景を意識する必要があります。
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オープンソースを販売するということ(2)
前回から「オープンソースを販売すること」について書いています。一通りのパターンを書いたつもりですが,昔からあると言われていてまったく触れなかったものが一つあります。それは,「優良なソフトウエアは無料で配布されても寄付などが集まる」というものです。
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オープンソースを販売するということ(1)
一口に「オープンソースを販売する」と言っても,様々な方法があります。前回少し話したように,オープンソースはオープンであるがゆえに,「販売する」という行為がなかなか難しいからです。
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オープンソースを使う価値
誰にでも,どんな企業にでもできて,それでいて結果を出しやすいオープンソースのビジネスモデルとは,一言で言えば「使う」ということです。「はぁ?」と思う前に,以下を読んで下さい。
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オープンソースは技術的革新か
今回は普段とちょっと違って,いきなり結論を書きます。オープンソースは原則的には技術的革新ではありません。もう少し正確な表現を使うなら,定番となったオープンソースには技術的革新はありません。
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オープンソースは品質が良い?
「オープンソース」はよく「群衆の叡智」の例として挙げられます。これがそうであるか否かは,皆さん自身で考えてみられると良いと思います。私は最近の複数の事件から,ちょっとそうだと言い切るのは難しいのではないかと思い始めました。どう結論づけするかは,読者の皆さんにお任せするとして,今回はまずその「事件」…
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