忙しくて視野が狭くなっていると嘆くな。
速度が上がれば視野が狭くなるのは道理だ。
ようし、スピードが乗ってきた。あとは恐怖を打ち消せばいい。

時間が無くて言葉足らずだったと顧みるな
言葉を必要とする者などおいていけ。
目を輝かせてついてくる者達がいるはずだ。
彼らの腕を決して放すな。

風雨がきつくなってきたと騒ぐな、
先頭を走るとはそういうことだ。
未踏の地を走るとはそういうことだ。
石つぶてが飛んできても、前を見据え、決して目を閉じるてはならぬ。

目標が星しかないと不安に思うな。
もはや地上には目標とすべきものがなくなっただけだ。
そしてやがてはお前自身が誰かの道標になっているはずだ。

加速しろ、加速しろ。
決してアクセルをゆるめるな。

迷うな。自分を信じろ。
いつか、自分を信じてくれた誰かのことを信じろ。

次はあの丘の向こうで会おう。
続きはそこで話そう。