芦屋広太一つ上のヒューマンマネジメント

5分で人を育てる技術 (29)“話が上手くない人”が説明すると必ず出てくる10の質問

初公開日:2007/09/26

 前回は,"話が分からない"と言われたことがある人向けに,「上手く説明するために,どんなチェック・ポイントがあるか」を藤井と坂本の説明力を比較しながら見ていただきました。

 さて,今回も前回の続きとして,藤井に説明力についてアドバイスした際のエピソードを紹介します。今回も,“仕事に役立つ7つの科目”の「(3)説得的会話」に関するノウハウがテーマです。なお,PDFファイルで「"話が上手くない人"が説明時に受ける質問10例と原因,対策表」を用意しましたので,会社の研修,教育にご活用いただければと思います。

「話が分からない」と言われる人は,どんな質問をされているか。

芦屋:藤井,前回の打ち合わせで僕は君に「話が分からないと言われたことがあるだろう」と言った。そして,君は不満そうに「YES」と言った。

藤井:まあ,事実は事実ですので・・・

芦屋:君の話は「分かる説明」のルールを満たしていないから,「分かりにくい」と言われるんだ。ルールというのは,前回説明した「上手い説明の10のルール」だ。

上手い説明の10のルール
1.構造的に話す
2.「テーマや目的」を最初に明確に伝える
3.結論(概要)を最初に話す
4.重要なことから話す
5.重要事項を決めておく
6.事実と意見,推定は分ける
7.感情的な表現は省く
8.修飾語を必要以上に混ぜない
9.省略しすぎない
10.一歩,一歩理解させながら話す

芦屋:基本的にこれに注意すれば,最低限の「分かりやすさ」は担保できるように考えてある。これを使ってちょっと前回の君の説明と,坂本の説明を比べてみよう。

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著者プロフィール

芦屋 広太(あしや こうた)
 システムアナリスト/IT教育コンサルタント。SE,PM,システムアナリストとしてシステム開発・システム統合などを経験。この過程で調査・分析した内容を「ヒューマンスキル教育」としてモデル化。現場での教育,雑誌・書籍の発表,セミナー・研修に利用する。著書にITproでの連載をまとめた「ITエンジニアのための仕事を速くする7の基礎力と9のエクササイズ」(日経BP社),「「たった一行」で思いどおりに仕事を動かすメールの書き方・返し方(インプレスジャパン),「仕事を成功させる[芦屋式]コミュニケーション5つの技術」(ソーテック),「IT教育コンサルタントが教える 仕事がうまくいくコミュニケーションの技術」(PHP研究所),「SEのためのヒューマンスキル入門」(日経BP社),「Dr芦屋のSE診断クリニック」(翔泳社),「話し過ぎない技術(毎日コミュニケーションズ)」などがある。

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