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5分で人を育てる技術 (27)言われて嬉しかった“褒め言葉”10事例前回は,チェック表に基づいた具体的な文書添削の方法を説明しました。このように,私は"仕事に役立つ7つの科目"を坂本に教えていました。
さて,坂本には(1)の文書に関する話をしました。しかし,これらは所詮文書そのもの知識,テクニックであり,これだけで坂本が藤井に文書力を身につけさせることはできません。なぜなら,「藤井が坂本の指導を心から受け入れることができるか」という問題があるからです。 藤井が受け入れないであろう理由は2つあります。一つ目は,藤井は開発部のエンジニアとして身につけた「自分の文章力」を「問題ないもの」と思いこんでいることです。学習意欲は「自分に能力が欠如している」という自覚から発生します。藤井に自覚がない以上,なんらかの方法で「学習意欲を高める工夫」が必要になるのです。 もう一つは,藤井との人間関係です。藤井が坂本を「信頼する」,「好きになる」,「圧倒的な力の違いを認識する」,「助けてもらったという恩義をもつ」といった感情を持たせない限り,いつまでも信頼関係は築けません。 つまり,坂本は,文書力の指導をする際に,「藤井の気持ちをうまく捉える」,「藤井の心情に配慮する」という工夫が必要になるのです。坂本も藤井もお互い勝ち気な性格ですので,上司である坂本が上からの目線,上からの物言いで藤井に指導すれば,ますます藤井は坂本に反発することになるでしょう。 そうならないために,私は坂本にいろいろ考えてもらう必要があったのです。今回は,これに関するエピソードを紹介いたします。これは"7つの科目"の(4)ヒューマンマネジメントの「モチベーション関係」の話になります。
>>人と人の「リレーション部分」を改善せよ
著者プロフィール芦屋 広太(あしや こうた) |
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