お待たせいたしました。遅くなって申し訳ありません、ライトニング・トークスの発表順が決まりました。編集部による、厳正なる

あみだくじ
により決定させていただきました。


厳正なる抽選

発表順 発表テーマ お名前 概要
1 GPSケータイを使った新しい位置情報サービス「doodle」「Which?」のご紹介 石丸健太郎氏 以下の記事のようなGPSケータイとマッシュアップサービスを連携した開発やそのサービスについてなどです。
http://codezine.jp/a/article/aid/1559.aspx
2 Alinous-Core 飯塚友裕氏 Alinous-Coreというソフトウェアを作成しています。 PHPやJAVA,Rubyとはまた違う、次世代Web開発言語と、その開発環境と デバッガーをEclipseベースで提供しています。 環境は一式、公式サイトからダウンロード可能です。
http://jp.alinous.org
翔泳社、CodezineのAlinousCoreカテゴリー
http://codezine.jp/a/default.aspx?cid=633
3 フログラミング 増井 雄一郎氏 http://aboutme.cocolog-nifty.com/
blog/2007/05/post_f8f9.html

お風呂でPCを使うためのノウハウ 自分がフロで使うに至った話し をしたいと思っています。
4 「来週金曜」「明日3時」で登録可能なカレンダーの提案 古川大輔氏

「じゃあ、五時から打ち合わせということで」

えーと。五時...明日の五時だから、2006/8/17 17:00、と。

おかしいと思いません?なんで人間が日付に変換しないといけないのでしょう? 明日三時と言っているのだから、明日三時がいつかくらいコンピュータで考えろ!

というワガママにお答えする、「口語日付表現→Date型変換ライブラリ」というのを作成しました。みんなに自慢したいので、ライトニングトークでしゃべらせてください!

5 開発環境と言語 氏久達博氏

Hackerというのは横着な生き物で、プログラミング言語は簡単に乗り換えるくせに、開発環境はほとんど変えることなくずっと同じものを使い続けるという傾向がある。

新しいパラダイムを学ぶことよりも、新しい雑多なバッドノウハウを習得することを億劫に思うのがHackerだからである。

さて、一般に開発環境は各プログラミング言語に歩み寄ろうとするものだが、逆に「開発環境に歩み寄ろうとするプログラミング言語」というものを考えてみても面白いかもしれない。

例えば、プログラマの幸せを最大化する言語(Ruby)もあれば、プログラマのキータイピングの快適さのみを最大化する言語などがあってもいいはずだ。

今回のLTでは、そのあたりのことを早足に議論したいと思う。

6 思いやり駆動開発 五十嵐邦明氏

バグの発生しやすいところは人と人、プロジェクトとプロジェクトの境界。そこをフォローするにはどうするか。

思いやり駆動開発は「迷ったときには相手の立場になって考える。」というシンプルな指針から溝を埋める実践例を考えます。

7 wikia - 新しいコンテンツ作成の在り方 福澤俊氏 wikiaはいわゆるwikiのホスティングサービスなのですが、事業設立者がWikipediaと同じJimmy Walesで、wikipediaのモデルを軸にwikiのホスティングを行っております。これについて、お話したいと思います。
8 もう一つのRIA、アプレットサーバシステム 柳瀬隆敏氏

 webアプリは、仕組が複雑で安全性/信頼性の問題を抱えているため、運用・保守の負担が大きくなっています。前記課題を解決するため、全く異なる方向からRIAを研究しています。そして、その成果を紹介します。

 ひとつのJAVA APPLETで複数のマルチウィンドウGUIアプリを動かし、サーバとJAVA APPLETの通信はHTTPSを用います。この技術により、クライアントサーバシステムと同等の操作性を備えるRIAが、簡単に構築できます。

9 ニコニコ市場ができるまで(仮) 溝口浩二氏,木野瀬友人氏 プロジェクトや企業が大きくになるにつれ、開発スピードが遅くなっていくものですが、それをいかに工夫して、短期間で面白いものを作り上げることができたか、企画の原案から現在の形になるまでの変遷を踏まえつつ、ニコニコ市場のデザイン・開発を担当した木之瀬、発案・プロダクトマネジメントを担当した溝口2名が当事者として解説します。
10 もう一つのTDD … チケット駆動開発 松岡浩平氏

チームによる開発では、メンバ間の意思疎通が重要になります。ところが、メールや口頭で作業をお願いする場合は、作業をつい忘れてしまったりという問題がしばしば発生します。本トークでは、BTS (バグ管理システム) で用いられるチケットを用いてこの問題を解決するTDD (チケット駆動開発) を提案します。

チケット駆動開発では、開発における「すべて」の作業をチケットとして登録し管理します。開発メンバはチケットを見ることで、自分がやることがすぐに分かります。また、他のメンバの負荷も一目瞭然です。

チーム開発でよく用いられるTracには、Wiki, Subversionブラウザ,BTSの機能があります。このうち、BTSを活用されている方は少ないのではないでしょうか。TracのBTSは少し手を加えることで非常に使いやすくなります。あなたもチケット駆動開発で、幸せなチーム開発を実現してみませんか。

11 私がApacheモジュールを書く理由「wafful.org」 竹迫良範氏 昨今の脆弱性報告ブームにより、Webアプリケーションの脆弱性対策に頭を悩ましている人も多いと思います。本来あるべき論の修正についてはソフトウェア設計時に頑張って対策していただくとして、世の中にはいろんな理由があって脆弱性発見時の対応がすぐにできない場合もあります。本ライトニング・トークスではプログラム本体の書き換えなしにXSSなどの攻撃を防御するハックについて紹介します。
12 Yappoハックの歴史(題字TKSK) 大沢和宏氏 私が行ったさまざまなhackと、その思想背景を普段のLTのノリで紹介します。可能だったら、nipodanとjnaoyaにおけるフュージョンハッカー戦士の考察も取り入れる方向で。
13 RESTの勝利宣言。私はいかに(勝手に)RESTの広報を行ってきたか(仮) 山本陽平氏

私は3年前(2004年)から、主に自分のブログや雑誌等でRESTというソフトウェアシステのアーキテクチャスタイルに関する啓蒙活動を勝手に行ってきました。

幸いなことに、現在では日本でもRESTが正しく認識されるようになりましたが2004年当時はRESTに関する正確な情報を日本語で得るのは大変な状態でした。私はエンジニアの良心からそのような状況を改善しようとある程度戦略的に啓蒙活動を進めてきました。そしてそれはある程度成功したと考えています。

今回のLTでは、私がRESTの啓蒙活動を経て得た知見を元に、エンジニアの「技術的に正しい政治的判断」を実行する戦略について論じたいと思います。

 こうして改めて眺めてみると、本編にもまさるとも劣らぬ興味深いテーマばかりで、ワクワクしてきます。

 さて前回のエントリで触れた、発表者、参加者、スタッフの有志による非公式懇親会ですが、参加していただける方をまだまだ募集中です。詳細と参加表明は宴会くんで。宴会コードは「itc2007」です。会場手配の都合上、9月4日(火)18:00で締め切らせていただきます。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。