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アメリカでSkypeだけで生活してみる!

2007/07/06

 今年の夏に2カ月ほど、私はインターンシップでアメリカの企業に行く予定です。実は私、今まで海外に行った経験がありません。スーツケースを購入したり、パスポートを申請したりと準備をしていますが、初めてのことばかりです。準備で困ったのが、アメリカで電話をどうするかです。私が危なっかしいと友人や家族は心配しているようなので、e-mailだけでなく電話で連絡をとろうと思っています。

写真●研究室の本棚
写真●研究室の本棚
たくさんの本があります。どんどん最新技術が生み出されている情報科学の世界では、内容が古くなって困ることもありますが、本当に重要な技術は古くても役に立ちます。
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 まず考えたのが、日本で使っている携帯電話機を海外で使えるようにする方法です。ところが携帯電話会社のWebサイトで調べたところ、私が使っている携帯電話はアメリカで使えないことがわかりました。日本とアメリカでは、携帯電話の通信方式が違うため、海外の通信方式に対応している携帯電話機を使用するか、携帯電話機をレンタルすることになるようです。最新の携帯電話機は海外対応している機種が多いのですが、私が使っている機種は2世代ぐらい前の機種であるため、対応していないようです。

 また、通話料金を見て驚きました。海外から日本にかける場合は、国際電話なので多少料金が高いだろうと予想していました。意外だったのは、アメリカ国内からアメリカに持って行った私の携帯電話にかけた場合や、アメリカに持って行った携帯からアメリカ国内にかけた場合の料金が高いことです。特に、アメリカ国内からアメリカにいる私の携帯電話にかける時の料金は、アメリカから日本にかけるよりも高い場合が多いようなのです。アメリカ国内からアメリカにある私の携帯電話にかけているのですから、同じ国の中の通話のはず。ところが、国際通話以上の料金がかかるのです。電話をかける人もお金がかかりますが、着信側の私にも高い料金がかかります。

 一体どうしてこんなに料金が高いのでしょうか。日経NETWORKを調べてみたところ、2006年6月号に仕組みの説明がありました。記事によると、私が日本にいてもアメリカにいても、私の携帯電話あてに電話をかけると、いったん日本の携帯電話会社の交換機まで接続し、その後アメリカの携帯電話会社に接続しているそうです。この方法なら、日本とアメリカの間を結ぶので、アメリカにいる人同士の通話でも料金が高額になるのもうなずけます。

 料金が高い理由は納得できても、こんなに高くては使う気になれません。結局私は、アメリカで携帯電話を持つのはあきらめ、Skypeだけで生活してみようと思っています。Skypeを使っていない人にかける場合は「SkypeOut」を利用し、Skypeを使っていない人には「SkypeIn」を使ってもらえば、私と通話できます。Skypeユーザーとなら、私が海外にいても無料で通話できるはずです。

 ただ、私自身が行ったことがないだけに、実感としてアメリカでのSkype環境がわかりません。日本のように、ファストフード店からもSkypeを使えるのでしょうか。使えるとしたら、何店中何店の割合で利用できるでしょうか。さらに、Skype専用ハードウエアの海外での使い心地はどうかなど、興味は尽きません。そこでこの機会に、アメリカのSkype事情や、Skypeでアメリカから日本に電話をかけた場合の使い心地などを自分の目で確かめてきたいと思います。

 次回は、最近あちこちで話題の「Joost」というソフトについて紹介したいと思います。Joostは、Skype社の創業者が作ったソフトです。

著者プロフィール

 SkypeまとめサイトSkypeやろうぜ」の管理人。プログラマの観点からSkypeを解説し,新しい使い方を提案している。Skypeの技術を解説した『入門 Skypeの仕組み』(日経BP社刊)の著者。筑波大学の学生で,4月からは大学院に進学。サークル活動をしたり,学生ベンチャー「ソフトイーサ」の副社長を務めたりとドタバタな大学生活を楽しんできた。この記事へのコメントはSkypeやろうぜ内のページでも受け付けています。また,このITproWatcherへの連載のきっかけとなった連載記事『Weekend Special』(2006年1月13日から毎週金曜日更新)のバックナンバーはこちらへどうぞ。

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