注目のセミナー

申込受付中!

危機に強い
プロマネ養成
実践トレーニング

火消しのプロが、 実践演習と個別の メンタリングを通じ、 強いPMを2ヵ月で育成!

情報システム
嶋正利のプロセッサ温故知新

Video Oral History of Microprocessor at Computer History Museum(2)

2007/07/04

 8080,Z80,Z8000などの開発に関するVideo Oral History収録の話の前に,Computer History Museumで撮った歴史的なコンピュータの写真を紹介する。Computer History Museumでは,歴史的なコンピュータを,単に展示するだけではなく,システムとして動作するように修復して展示している。すでに,IBM 1401,IBM 1620,DEC PDP-1などが修復されている。シリコンバレーにはIBM,DEC(Digital Equipment Corporation),Sun Microsystems,Intelなどの出身者やコンピュータの元利用者が多くいる。その彼らが,ボランティアとして,楽しみながら,修復を続けている。また,展示場のガイドにも協力している。


写真1: Cray-1(1975年)の冷却装置に腰掛ける筆者

 Computer History Museumで,見学者が唯一手に触れることができるのは,展示場の手前にあるCray-1である(写真1)。来場した子供が直接コンピュータに触れる機会を設けている。


写真2: 世界初のハードディスク(IBM,1956年)

 世界初のハードディスク(写真2)は1956年に販売された真空管式コンピュータIBM 305 RAMAC (Random Access Memory Accounting System)に採用された(wikipedia)。直径24インチのディスクを50枚使って4.4Mバイトの容量だった。

 回転数は1200回転/秒で,わずか1秒足らずで500万文字の情報から特定の情報を取り出すことができた。磁気テープとは大違いだ。システムは自動車会社などのリアルタイム処理が要求される在庫管理や注文処理などに使われ,約2年間で1000システムが販売された。このハードディスクドライブもComputer History Museumで修復され展示されている。


写真3: 世界初のトランジスタ式コンピュータNEAC-2203(日本電気,1960年)

 写真3の右奥に見えるのが日本電気のNEAC-2203で,世界初のトランジスタ式コンピュータとして紹介されている。前身のNEAC-2201は1958年に開発されている。外国に来て,世界で初めて開発された自国の製品を見ると,胸が熱くなる。

次ページ以降はITpro会員(無料)の方のみお読みいただけます。
会員の方は、 ログインしてご覧ください。
まだ会員でない方は、ぜひ登録(無料)していただき、ITproの豊富なコンテンツをご覧ください。

著者プロフィール

 ビジコン在籍中に米Intelと共同で世界初のマイクロプロセッサ4004を開発したほか,Intelで世界初のパソコンを生んだマイクロプロセッサ8080を,ZiLOGでZ80,Z8000などを開発。日本が世界に誇るコンピュータ界のパイオニアの一人である嶋 正利氏がプロセッサの過去・現在・未来を語る。

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介