私はIT技術者にはどうも2つのタイプが存在している気がしています。それは開発者型とシステム管理者型(私が勝手に命名しました。念のため)という2つのタイプです。それぞれの違いを記してみましょう。

1.開発者型

開発者型の人は1つのテーマにずっと集中して取り組むことができる人のことです。このタイプの人が開発職に配属され1つの案件を任されると、継続的な集中力を発揮し最後まで開発をやり遂げます。しかしこのタイプの人がシステム管理職に配属されると仕事が次々に降ってきて全然集中できずイライラしてしまいます。

2.システム管理者型

システム管理者型はいろいろな仕事をマルチタスクにこなすことができる人のことです。このタイプの人がシステム管理職に配属されると、非連続的に発生するタスクをてきぱきとこなします。しかしこのタイプの人が開発職に配属されると継続的な集中力が保てずすぐに飽きてしまいます。

どちらも同じIT技術者というカテゴリーに属していますが、仕事のスタイルは正反対ということがわかります。ちなみに私は完全にシステム管理者型です。一通り開発の経験はありますがずっと作っていると途中で飽きてきちゃうんです。特に日ごろ目にしないような例外処理あたりを作る段階に入るとすぐに妥協したくなってきてしまいます。このようなタイプなので長期間システム開発に携わっている人を見ると心から凄いなあと思います。逆の立場になるとおそらくその逆のことを思うのだと思いますが。