写真1●うまいものシリーズ ひたちのうしく駅前の西友の一階にある「スピガジェンマ」
写真1●うまいものシリーズ ひたちのうしく駅前の西友の一階にある「スピガジェンマ」  パスタの大盛りが無料なので学生向き?ドリンクバーがあるし、あとはFONがあれば完璧なのに。
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 前回は、ネット上の大量の情報から自分が知りたい情報をうまく集めるための方法としてRSS(Rich Site Summary)をご紹介しました。私もRSSリーダーを駆使して、一日数千件の記事をチェックしています。これはRSSなしでは、とても無理です。さて今回から数回は、さらにRSSが便利になるツール「Plagger」を真似して私が作った「Pragger」を紹介しましょう。

 PraggerはRSSの情報を処理するソフトウエアです。近代的なBlogやCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使っているサイトは、かなりの割合でRSS情報を出力しています。例えば、つくば市の市役所サイトもRSSで市内の情報を出力しています。もっとも、全サイトがRSSに対応しているわけではありません。普通のRSS処理ソフトでは、RSSを出していないサイトはお手上げになってしまいます。

 そんなときに役立つのが、Praggerの入力プラグイン群です。RSS情報を取り込めるのはもちろん、RSSに対応していないサイトのデータも取り込めます。Praggerには、細かい機能がたくさんあり、それらを組み合わせると、面白いことがいろいろとできるようになっています。また、機能はプラグインという形でどんどん追加できます。私が作った機能以外にも、ネット上ではたくさんのプラグインが配られています。説明上、これらの機能を「入力」「加工」「出力」に分け、今回はPraggerの入力機能について書きいていきます。

 仕組みを簡単に説明すると、情報を取りたいWebサイトをあらかじめPraggerに登録しておきます。するとPraggerが自動的にそのサイトにアクセスし、設定を元にRSSを生成して、サイトで作られたRSSと同じように取り込みます。RSSを出していない古い日記サイトの場合なら、Praggerがトップページの10件程度の日記を日付に分けて、10件の情報を含むRSSを作ります。そしてRSSリーダーが変更があったものだけを表示してくれます。

 このPraggerの入力プラグインを使って、私はRSS対応サイトもRSSに対応していないサイトも、RSSリーダーで読んでいます。例えば、掲示板の情報やSkypeのダウンロード数を集計したページをRSSとして読んでいます。面白いところでは、DELL社のサーバーの価格を取得して、RSSにしてチェックしています。

 このようにPraggerでさまざまな情報を扱えば、飛躍的に多くの情報を集められます。プラグインを書けば、コンピュータで扱えるデータはすべてPraggerで扱えます。また、Webデータの処理なら、プラグインを作らなくても簡単な設定を書くだけで、対応できます。あなたも、Praggerを使ってRSS対応していないサイトをRSSリーダーで読んでみませんか?