WEBサイトの作り方について述べられた文献は多いですが、WEBサイトの閉じ方について述べられた文献は滅多に見ません。そこで今回は私が考えるWEBサイトの閉じ方について考えてみたいと思います。
WEBサイト閉鎖までに行うこと
流れとしてはこんな感じになるでしょう。
- まず最初に「WEBサイトを○月○日に閉鎖します」というアナウンスを出す。
- 閉鎖日になったら「このサイトは○月○日に閉鎖しました」というアナウンスに切り替える。(WEBサーバごと切り替えるのがお勧めです)
- サービスに使っていたサーバを適切に処理する。
- その後閉鎖告知ページを残すのであれば、そのページが残るように適切に処理する。
WEBサイト閉鎖はネガティブな作業であるためあまり気合が入らないかもしれませんが、最後まできちんと気を抜かずにがんばりましょう。
閉鎖告知用サーバでよくあること
- COPYRIGHT表記が古いまま。
- →「Copyright (C) 1998 ○○」という表記を残す必要があり、かつ毎年年度を更新する必要があるのであれば毎年きちんと更新しましょう。
- WEBサーバにセキュリティパッチが適用されていない。
- →管理者不在になるためか、セキュリティパッチが適用されていない例が多いです。こういったセキュリティホールのあるサーバが特に踏み台にされやすいです。
- ・リンク切れ多発。
- →リンク先が更新された場合、きちんとリンクを変えましょう。
などなど、お粗末なことが多いです。閉鎖告知用サーバを持つのであればサービス用サーバ同様きちんと管理しましょう。
おすすめ
- 閉鎖告知用サーバにもきちんと管理者を置く。
- もしくは多少費用がかかっても閉鎖告知用サーバはホスティング業者に管理を委託するのもありです(かなりお勧め)。
- サービスを閉鎖した場合データやプログラムのバックアップをサーバや社内に残しているところも多いが、放置された情報が一番流出の危険性が高いので、それらをCDRなどに焼いて銀行の貸し金庫等信頼のおける場所に保管すると安全です。
- 閉鎖告知をやめる際のドメイン名処理に注意。ドメイン名を持ち続けるかもしくは信頼できる他社に売るというのがお勧めです。何もしないとドメイン名転売業者が手に入れる可能性大です。
などがあります。