写真1●うまいものシリーズ「きぬラーメン」
写真1●うまいものシリーズ「きぬラーメン」  学会で鬼怒川温泉に行った時に食べた「きぬラーメン」。ラーメンに湯葉が入っています。とても珍しい味と食感が楽しめます。
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 私はコンピュータに関する様々なことに興味を持っており、新しいソフトウエアを試すのが好きです。例えばこの連載のタイトルになっているSkypeも、ネット上で見つけて試したのが始まりでした。Skypeのような新しいソフトを見つけるために毎日、海外も含めてたくさんのサイトを見て回っています。今回は、サイト上から情報を集めるコツをご紹介しましょう。

 数多くのサイトを見るのは時間がかかります。そこで私は、短時間に大量のサイトをチェックする工夫をしています。その工夫というのは「RSS」(Rich Site Summary)を利用することです。RSSはブログのエントリを特定のXML形式で書き出したもので、主に2つの方法で使うと便利です。

 一つ目は、RSSを読むだけで情報の更新を調べられることです。大量のページを定期的にチェックするのは時間がかかりますが、RSSの中身をチェックすれば自動的に更新されたページがわかるので、そのページを見るだけで済みます。

 二つ目は、RSSで更新された記事のサマリーを読めることです。更新されたページがわかっても、その一つひとつにアクセスするのは大変です。また、更新された情報は私にとって重要だったり、そうでなかったりします。このため、大量の新着情報の中から重要な記述を探し出すという作業が必要になります。この作業にはRSSの中のサマリー情報を表示できるRSSリーダーが便利です。例えばRSSリーダーでは、スペースキーを押すごとに次々と最新情報を表示するなんていうことができます。こうした機能を使って、大量の情報の中から自分に必要な情報だけを呼び出せるのです。

 このように私はRSSを活用していますが、残念なことにRSSに対応しているサイトはそれほど多くありません。BlogやCMS(Contents Management System)などを使うサイトの多くはRSSに対応していますが、旧来からあるページはRSSに対応していません。このようなページでは、RSSを使って大量の情報をさばけません。

 RSSに対応していないサイトに対しては、「Plagger」や「Pragger」と呼ぶプログラムの出番です。どちらもオープンソフトのソフトで、PlaggerはPerlで書かれたプログラム、Praggerは私がRubyで作ったプログラムです。PlaggerとPraggerについては、次回で詳しくご紹介します。