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池嶋俊 Skype日記

オープンソースの日本語入力ソフト「SKK」は便利!

池嶋 俊=ITpro Watcher 2007/02/23 ITpro

 今回は、みなさんが普段よく使われている日本語入力ソフトについてお話します。多くの方がWindowsに添付されている「Microsoft IME」(MS-IME)やジャストシステムの「ATOK」を利用されているかと思います。私はいくつか試した結果、今はフリーソフトの「SKK」というソフトを使っています。 このSKKを使う理由は主に四つあります。

図1●SKKでの辞書登録の手順<
図1●SKKでの辞書登録の手順
1.普通に入力中 体セン(体育センターのこと)と入力したい
2.候補が出ても中にない、さらに変換を進める
3.辞書登録画面になる 左側にはすでに「たいせん」と書かれている
4.右側に「体セン」と入力
5.エンターキーで登録完了。さらに、体センと入力されている
次からは「たいせん」で「体セン」と変換される。

 まず一つ目の理由は、SKKならキーボードをフルに使って誤変換を防げることです。例えば「速く速くもっと速く」と入力したい場合、MS-IMEのローマ字入力では「hayakuhayakumottohayaku」とキーボードを叩きます。一方SKKは、「HayaKuHayaKumottoHayaKu」と打ちます。大文字を打つことで漢字の始まりと終わりを表します。キーボードで大文字と小文字を区別して入力し、人間が漢字とひらがなの範囲を教えているわけです。

 では、実際にどう役立つかをご説明しましょう。例えば、私が去年まで所属していた「筑波大学第三学群情報学類」をMS-IMEやATOKで変換すると、とてもひどい状態になりました。「情報学類」と入力しようとしても、「情報が狂い」となってしまうのです。正しい情報の処理方法を教える情報学類が「情報が狂い」と言われるのはショックです。ところが、SKKならこんな誤変換はありません。人間が大文字と小文字を使って、どこがひらがなでどこが漢字かを教えるからです。

 二つ目の理由は、どんなコンピュータでも使えることです。SKKはオープンソースソフトウエアで、様々なシステムに移植されています。Windows用は「SKKIME」、MacOS X用には「AquaSKK」、そしてUNIX系OSでは「skkinput」というソフトが作られています。私のようにWindowsもMacもUNIX系OSも使う人には、日本語変換が同じ方が便利です。

 三つ目の理由には、辞書の言葉が豊富であることも挙げられます。特に私のような情報系の人間にはとてもありがたい特徴です。SKK用の辞書はみんながボランティアベースでどんどん単語を追加しているため、膨大な量があります。また、情報関係のユーザーが多いため、一般の人はあまり使わないけれど、情報系の人にはうれしい言葉も登録してあります。例えば、つくばにある「産総研」(産業技術総合研究所)という単語も辞書に入っています。

写真1●つくばのたべものやシリーズ 和食の「小の村」
写真1●つくばのたべものやシリーズ 和食の「小の村」  定食はごはんお代わり自由で、美味しいのでオススメ。写真はローズポークと茄子の生姜焼定食です。
[画像のクリックで拡大表示]
 最後の四つ目の理由は、簡単に辞書登録ができることです。実は私にとっては、これが一番重要です。MS-IMEやATOKを使っている方から、「辞書登録なんて私のでもできるよ」と言われるかもしれません。しかし、SKKの辞書登録はひと味違うのです。例えば、私の名前である「池嶋」は標準の辞書にはありません。SKKはこんな時に、すぐに辞書登録画面が出てきます。この登録画面には、読みとして「いけじま」がすでに入力されているので、変換候補に「池嶋」と入力して、エンターを押せばすぐに登録できるようになっています。

 SKK以外のソフトでは、辞書にない単語を見つけても面倒なので登録しないことが多いと思います。私もSKKを使うまではそうでした。でもSKKを使い始めてからは、どんどん単語を登録しています。今では登録した単語が数千に及びます。このように、自分がソフトや辞書を育てているという実感が持てるのもSKKの一番の魅力だと思います。

 PCのカスタマイズというと、壁紙を変えるなど見た目のカスタマイズが最初に挙げられます。日本語入力ソフトを変えると生産性も上がるので、ぜひカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。

■追記
読者の方からいただいたコメントのご指摘により、ATOKで変換できないとした単語がATOK2007などの新しいバージョンでは変換できるとわかりました。筆者のATOKが古いバージョンだったために、正しくない情報を書いてしまったことをお詫びします。今後はこのようなことがないように、プログラムについての記述にはバージョン番号を付記します。 [2007/03/01 16:00]

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