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2007/02/09

 今回は,米国出張時にすぐに使えそうな表現を列挙してみようと思います。

 15年前のアメリカではまず見られなかった名刺交換もすっかり定着してきました。英日の両面印刷も珍しくありません。

 まずは,名刺を交換し,握手した時の決まり文句。

My Name is Nikkei. Nice to meet you.
  (日経と申します。どうぞよろしく。)

 ※Pleased to meet you. というバリエーションもあります。

   (I amが省略されています)

 以前に名刺交換したことがあれば,Nice to meet you again.(「以前にお目にかかりましたね」というニュアンス)

 How do you do?
(初めまして)→イギリス系に多い。フォーマルな感じ

  How have you been?
(お久しぶりです)→現在完了形にするだけで雰囲気が出せます

  Long time no see.
(ご無沙汰してます)→これはインフォーマル。親しい間柄に使えます

 顔見知りになっている間柄であれば,How are you today? (todayがついているのがミソ。Youを強調),What's up?  は,とても親しい人や親友,飲み友達以外の相手に使うとひんしゅくを買いますので要注意です。

 Pleasure is all mine.
(こちらこそ,お目にかかれて光栄です)→セレブ級の相手から Nice to meet youと言われた時の返答に使えます

 続いて,手土産を差し出すときの表現です。

This is a gift from Japan (日本からのお土産です)

 この場合,This is a souvenir from Japanと言う人がいますが,これはダメです。Souvenirは旅の思い出に(主に自分のために)買うお土産,訪問先の記念品という意味なのです。gift(ギフト)と言うのが正解です。

 このほか,会話によく出てきそうな表現を挙げていきます。

 How fast is your Internet access at home?
  (インターネットの速さはどれくらいですか?)

 It is 10 M. How about yours? 
 (10Mです。あなたはどうですか?)

 この時の10メガは,Ten Meg (テン メグ)と発音します。Megaをメガと発音すると通じません。同様に,G(ギガ)はgig (ギグ)。

 This router has the 40 G uplink. (ジス ラウター ハズ ザ フォーティー ギグ アップリンク)

 ルーターは「ラウター」と発音します。同様に,Routeもルートではなく「ラウト」と言うことが多いです。

 Please let me know the address of your web site.
  (ホームページのURLを教えてください。)

 HPと表記するとまず通じません。ウェブサイトの中のホームページ(冒頭のページ)という使い方はありますが。URLは口頭で使うよりは,資料の中に使うことの方が多いようです。

バージョンアップ → Upgrade,upgrade the software

 研究所,ラボ環境 → Lab,Lab environment (ラボではなく,ラブと発音します)

 カットオーバー → Begin production, begin the commercial service

 サービスイン → begin the commercial service,launch the commercial service

 PC,ノートパソコン → Laptop

 タップ → Power strip (延長コードはExtension cable) 

 英語にしにくい日本語は山ほどあり,会議通訳する時に苦労しています。その筆頭が回線借用。そもそも回線借用のコンセプトがありませんからね。クリチカルバグをワークアラウンドで凌いだ後のソフトのアップグレードやパッチを当てるのがいかに大変なことかを米国企業に説明する時に登場するのが「回線借用」。これはそのコンセプトを説明するしかありません。

 ブログの普及とともに,「情報発信」という言葉が頻繁に使われるようになってきました。発信を単純にtransmissionと訳したのでは,ニュアンスが伝わりません。Send out のようにoutをうまく使うと効果的です。発信地であれば,information sourceのようにsource (源)というイメージが出せたらいいですね。

 最後に一つだけ。ビジネス会合でYou guysと言うのは避けましょう。You guysはタメ口の一つなのです。場合によっては相手を見下しているニュアンスを含みます。ジャパニーズビジネスマンの品格を失わないで下さいね。

Are these guys in your team? (あいつらも一緒にやってんのかい?)
Are these gentlemen in your team? (彼らも一緒にやっているのですか?)

著者プロフィール

臨床医学を目指し、単身アメリカへ渡米。85年にカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)小児精神科看護修士課程を卒業するも、運命の糸に導かれ、会議通訳の道へ。政府間交渉や官公庁をはじめ、主にIT業界において20年にわたり会議通訳を務める。「自然で専門的レベルが高い」通訳にはファンも多い。2003年にグレースコンサルティング設立。業務/経営コンサルティングへ守備範囲を広げる。名古屋大学大学院地球科学学科非常勤講師。

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