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「Windows Vista x64 Edition」を使用中Windows Vistaが発売されて1週間が過ぎた。年始からは,会社のPCもWindows Vista Business(x64版)にしているが,なかなか快適だ。個人PCは,年末に買ったノートPCを,優待プログラムで入手したWindows Vista Businessにした。ただし,主に使っているデスクトップPC(6年以上前に購入したもの)は,まだWindows XPのままだ。 実は,今使っているPCの調子が昨年から悪いので,買い換えを考えている。どうも電源回りの不良のようだ。電源だけ交換してもよいのだが,もう買い換え時だろう。ちなみに,Pentium III 933MHzデュアルプロセッサに768Mバイトの物理メモリーである。メモリーさえ増やせばもう少し使えそうな気もするが,RAMBUSインターフェースなので少々値が張る。やはり買い換えた方が賢明だろう。 新しくデスクトップPCを買う場合,ほぼ確実にx64プロセッサとなる。そこで問題になるのがx64版のWindowsにするか,x86版にするかである。x64プロセッサは,利用可能な物理メモリーが増えるだけでなく,整数レジスタが32ビットから64ビットになり,数も8本から16本と倍増する。SSEレジスタ数も2倍だ。個々の命令の実行速度は変わらないようだが,レジスタの強化により全体として10%から50%の性能向上があるとされている。特にSSLなどの暗号化処理や動画再生などのマルチメディア処理に力を発揮する。x64版Windowsを使えば,こうしたメリットを享受できる。 ただし,注意しないといけないのはデバイス・ドライバの問題である。32ビット版ドライバと64ビット版は全く互換性がない。また,64/32ビットのプログラムは,同一メモリー空間上では動作しない。そのため,64ビット・プログラムから32ビットDLLを呼び出すことはできないし,その逆も不可能だ。同じ理由で,64ビットInternet Explorerは32ビットのActiveXコントロールを実行できない。もっとも,IEに関しては,x64版のWindowsであっても,既定で32ビット版が起動するのであまり問題はない。日本語IMEはATOK2006からx64に対応したので,こちらも問題はないだろう。 個人的に一番気になるのは,コニカミノルタのフィルム・スキャナである。コニカミノルタは,写真事業から全面撤退し,一眼レフ事業はソニーに譲渡した。しかし,スキャナについては譲渡対象ではないため,最小限のハードウエア・サポートしかない。32ビット版であれば,XP用のドライバで動作するという話も聞くが,x64版での動作は期待できない。昨年から,デジタルに移行しているのだが,古い写真をスキャンできないのは残念だ。
プリンタはキヤノン製である。こちらはWindows Vistaを積極的にサポートしているので心配はない。ただし,キヤノンイメージングシステムテクノロジーのプリンタ・サーバーは,32ビット版Windows Vistaには対応予定があるものの,x64には対応しないようだ。 連載新着記事一覧へ >>
著者プロフィールグローバル ナレッジ ネットワーク株式会社に勤務し,ITプロフェッショナル向け教育コースの企画・開発・実施を担当。「Windows Server 2003 完全技術解説」(日経BP社)の著者・監修の他,著書雑誌記事多数。また,ユーザー会やメーリングリストなどでWindowsコミュニティにも関わり,Microsoft MVP (Directory Services) として認定されている。Windowsをめぐるさまざまな話題を本音で語ります。 |