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8月公開の「MS06-040」は危険,すぐに対処を今月Microsoftよりリリースされたパッチは、緊急9件、重要3件の合計12件です。
・Server サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される (921883) (MS06-040) この中で「MS06-040」は、リモートから能動的に攻撃可能なバッファ・オーバーフロー脆弱性です。脆弱性の分類的には、MS Blasterワームに悪用された「MS03-026」や、Sasserワームに悪用された「MS04-011」と同じタイプのものです。 ServerサービスはWindowsのサービスとして動作しており、ネットワーク経由でのファイル、印刷、名前付きパイプ共有をサポートします。サービス・マネージャからServerサービスを無効化・有効化したり、その概要を確認したりすることができます。デフォルトで有効になっていますが、このサービスが停止した場合、ネットワーク経由でこれらの機能すべてが利用できなくなります。また、使用不可にされた場合は、このサービスに明示的に依存するすべてのサービスが起動できなくなります。このため、多くの状況でServerサービスは必要不可欠なサービスであるといえます。 脆弱性の詳細は明らかにされていませんが、現在、eEyeリサーチ・チームではパッチ差分解析を行い、脅威分析とリモート・チェック・エンジンの開発を進めています。攻撃者は、リモート・ホストのTCPポート139および445に接続し、SRVSVC名前付きパイプ経由にて本脆弱性を攻略することができます。脆弱性は、SRVSVC.DLL経由で呼ばれる、NETAPI32.DLLに実装されたある関数に存在しており、典型的なバッファオーバーフロー・バグです。 Windows 2000では攻略可能であり、非常に危険な脆弱性であることが確認されました。他のプラットフォームについては確認中ですが、パッチ、ポート・フィルタリングあるいはIDPの利用など、何らかの方法でいち早く対処すべきです。 連載新着記事一覧へ >>
著者プロフィール鵜飼氏は,WinnyやMicrosoft製品,組込み機器などのセキュリティ・ホールを多数発見していることで知られるセキュリティの専門家。2003年から2007年7月まで米国に在住し,米eEye Digital SecurityのSenior Software Engineerを務める。2007年7月に帰国しフォティーンフォティ技術研究所を設立,取締役副社長最高技術責任者に就任。米国から執筆していたITpro Watcher「Security from USA」は,帰国にともない「Security from KAGURAZAKA」に改題した。 |