コンピュータの発明

著者:能澤徹
出版社:テクノ レヴュー
価格:本体2800円(税別)
ISBN:4-902403-00-5

ここがお勧め

 私は、最近になって、やたらとコンピュータの歴史に興味が出てきました。考案者の考えを知ることで、技術の本質が見えてくるからです。本書「コンピュータの発明」は、バベッジからプロガム内蔵方式まで、初期のコンピュータ発明と発展の歴史を詳細に解説したものです。

 その内容の濃さに、感動しました。他書の誤りを名指しで指摘していることにビックリしました。そして、何より素晴らしいのは、ノイマンの業績をズバッと示していることです。ノイマンは、プログラム内臓方式の発明者ではない。現在のコンピュータをノイマン型コンピュータと呼ぶべきではない。これは、皆さんご存知のことでしょう。それでは、コンピュータの発展においてノイマンがはたした業績は何なのか?

 目からウロコの答えが、本書の中にあります。ぜひお読みください!

主な内容

  • バッベジの階差エンジン
  • シャガード織機
  • チューリングマシン
  • ハーバードマーク1
  • アタナソフのABC
  • ENIAC
  • EDVAC
  • EDSAC
  • UNIVAC

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