最近のワンクリック詐欺は、画像やリンクのクリックでいきなり料金請求ページを表示するのではなく、まず、料金を明示するなどした画面でユーザーに確認を求める。
確認画面の内容に同意した上でアクセスしたのだから料金を支払う義務があると迫るつもりなのだろう。アクセスしてしまったユーザーとしては、確認画面の内容や利用規約をきちんと読まなかった自分が悪いと考えて、料金を支払ってしまう可能性がある。
アダルト・サイトや出会い系サイトでも年齢認証はあるが、ワンクリック詐欺サイトのようにポップアップで表示されるケースは少ないのではないだろうか。ポップアップで確認画面が出たら、ワンクリック詐欺サイトである可能性が高い。
以下に、ワンクリック詐欺サイトが表示する確認画面を紹介するので参考にしていただきたい。なかには「キャンセル」ボタンを押しても、料金請求ページに移動するものがあるので注意が必要だ。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
まずは、最もシンプルな確認画面。年齢制限と利用期間、料金だけしか表示しない。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
上と同様シンプルなものだが、こちらはwindow.cofirm(確認ダイアログ)ではなく、window.open(ポップアップウィンドウ)を使っているので見た目が異なる。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
利用期間や料金以外に、「アダルト・コンテンツを含む」や「OKボタンを押した時点で入会」といった注意事項が書かれている。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
興味を引くようにサイトのコンテンツを紹介している。OKをクリックした時点で入会したことになることは書かれているが、料金を明示していない。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
分かりにくくするためか、それともフィルタリング回避するためなのか。料金が漢字で「四萬圓」となっている。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
利用規約を抜粋したものと思われるが、やたらと長く意味不明な文章である。読まずにOKをクリックしたくなるが、それでは相手の思うつぼである。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
文字をぎっしり詰め込むことで、ユーザーの読む気を失せさせる。
![]() [画像のクリックで拡大表示] |
読みやすく、ある意味親切な確認画面といえる。きちんと読めば、あえてOKをクリックすることはないだろう。