間違いだらけのネットワーク作り
目次
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あなたのプレゼン、「寄り道」ありますか?
仕事柄、プレゼンテーションや講演をする機会が多い。提案内容を説明するためのプレゼン、提案のチャンスを作るためのセミナーや客先での講演、非営利団体から頼まれるトレンド解説の講演などである。講演では、60~90分の時間をかけて「参加者に楽しんでもらう」ことを心がけている。今回は楽しんでもらえるプレゼン…
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iPhoneにマイクが3つある理由
「050 plus」を使っていると「音質が悪い」と感じることがある。そのことを相手に言うと「スマートフォンが古いAndroid端末だからです」と言う。自分のAndroid端末よりiPhoneの方が音が良いらしい。これは050 plusに限ったことではない。電話アプリの音質はスマホの機種に依存する部…
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2014年は通信自由化30年目、変革すべき年
日本の通信業界は1985年4月の電気通信事業法の施行により、日本電信電話公社による独占に終止符が打たれ、自由化された。株式会社であるNTTが発足。その後、多くの企業が通信事業に参入した。今年はそれから30年目の節目の年である。
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Windowsタブレットは「タブレット」ではない
Windowsタブレットが「タブレット」ではないとは、一見矛盾したタイトルである。しかし矛盾ではない。あるデバイスにタブレットという呼称を使うべきかどうかは形だけで決めるべきではない。ではタブレットと呼べる条件は何だろうか。筆者は「特定用途で使う端末であること」「格安であること」「非Windows…
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JR北海道だけじゃない、ITプロジェクトにもある「危険無視」
先日、ある会議で「KY訓練」の取り組みが紹介された。KYは「空気を読めない」ではなく、「危険予知」のローマ字表記から頭文字を取ったものだ。この話を聞いてKYは現場作業者だけでなくプロマネや経営者にこそ重要だと思った。なぜなら、危険予知に失敗した場合の損害や影響が大きいからだ。
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「コミュニケーションのAPI化」がもたらす革新
IP電話のビジネスをしている人から「FYI 今後WebRTCが盛り上がりそうです」との書き出しでメールが来た。恥ずかしながらWebRTCなんて知らないし、それ以前に“FYI”が分からない。「For Your Information」の略だそうだ。なあんだ、である。WebRTCは、プラグインなしでブ…
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LTEでできる「格安」法人向けサービス
LTEの契約数の伸びには驚かされる。2011年度末の230万契約から、2012年度末には9倍近い2037万契約に増えた。2013年度末にはLTEがFTTHを上回るだろう。光ファイバーの時代が終わり、ワイヤレスブロードバンドの時代になったのだ。さて、そのLTEのことである。筆者はLTEを使った法人向…
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タブレット用リモートデスクトップの「意外な」効果
タブレットを企業が使う場合のキラーアプリは何だろうか。初期の段階では、マニュアルなどのペーパーレス化とプレゼンがタブレットの主な用途だった。今ではそれと並んでリモートデスクトップ(RD)が主役の座を占めている。パソコンで使っている既存の業務アプリをそのまま使えるからだ。
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「電話」で10億円の受注を決める法
5月某日、いつもワイシャツのポケットに入れてある携帯電話にお客様から電話が入った。4桁の台数のスマートデバイスの発注が決まったという嬉しい知らせだった。この商談の特徴は訪問しての折衝より、電話による交渉の比重がずっと大きかったことだ。今回は営業における電話の効果的な使い方について述べたい。
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ユニファイドコミュニケーションはPBXから切り離せ
ユニファイドコミュニケーション(UC)は10年以上の歴史があり、多くの通信機器ベンダーが力を入れたが、鳴かず飛ばずという状態が続いている。発想は悪くないのにこれほど不人気なのはなぜだろう。しかし、実はUCはもう充分に普及している。企業での活用が遅れているだけなのだ。
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「使いこなし」が進むOpenFlow
2011年3月に世界で初めてOpenFlow対応の製品が登場して2年がたった。OpenFlowは既に「試行」の段階を過ぎ、銀行の基幹系システムの基盤や大規模なプライベート・クラウド基盤としての導入が増えている。設計の現場における「使いこなし」が進み、さらにはOpenFlowの適用領域を広げる新しい…
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クラウドやビッグデータの“発想”を生かす
2013年4月13日の土曜日にJR京都駅前のキャンパスプラザ京都で情報化研究会の「第14回京都研究会」を開催した。地元関西だけでなく、東京、名古屋、松江から34人が参加した(写真1)。すばらしい好天に恵まれたのだが、午前5時半頃、淡路島で震度6弱の地震があった。東海道新幹線は上りに遅れが出ていたも…
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Wi-Fiは「コネクター」に過ぎない
1月中旬、NTT西日本研究開発センタで講演を行った。講演後の質問で、無線LAN(Wi-Fi)の使い方に関するものがいくつかあった。Wi-Fiはインフラとして使うべきものではなく、光ファイバーやLTEといった「本当の」インフラに端末を接続するための「コネクター」と考えるべきだ。今回は「Wi-Fiコネ…
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あなたのプレゼン、「スライド依存症」では?
プレゼンの目的は聴く側には有用な情報を得ることであり、話す側にとってはビジネスチャンスをつかむことだ。しかし、ただ役立つだけのプレゼンはつまらない。面白さ、楽しさ、驚きというエンターテインメントの要素がないと強い関心を持ってもらえないし、伝えたいことがしっかり伝わらない。
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「東ガス・ショック」から10年、IP電話の今とこれから
2002年12月13日、日経新聞の1面に「IP電話全面導入 東京ガス 通信費半分以下に」という見出しの記事が掲載された。東ガス・ショックの始まりである。当時企業がほとんど使っていなかったIP電話を導入することが世間を驚かせた。
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プロマネさん、「後悔」と「反省」の違いが分かりますか
ある人が面白いことを言った。「松田さんはプロジェクトマネジメントはトラブルを予防するためにするものだと言うが、たくさんプロジェクトをやっているとトラブルも起こる。トラブルを後悔しても先には立たないが、役には立つ」。久しぶりにプロマネについて書こうと思う。
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フレッツの「次」が欲しい
現在、企業ネットワークで最も多く使われている回線はフレッツ系サービスだろう。そうした拠点のうち、低トラフィックな拠点はLTEを使ったファイバーレス化が進む。一方で、トラフィックの増加に伴い、より高速で帯域保証のある回線が必要なケースも増えている。今回はフレッツの次に使うべき適切な帯域保証型回線サー…
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LTEで進めよう企業ネットの「ファイバーレス化」
今や個人の世帯で有線の通信回線を持たないことは珍しくなくなった。筆者の次男、三男もそれぞれの自宅ではモバイルルーターでインターネットを使っている。電話はもとよりスマートフォンを使っており、固定電話は引いていない。固定通信であっても光ファイバーを使わない「ファイバーレス化」はLTEが追い風となり、企…
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iPadは「重い」とkoboに気付かされた
「iPad」が日本で発売されて2年余りが経った。もう物珍しさは消えてしまい、似たようなタブレットも山ほど登場した。しかし、いまだにiPadにこだわりがあって、導入しようかどうかと迷っている企業は多い。筆者もiPadアプリをこの2年間手がけてきて、ほかに眼がいかないほどiPadだけを見ていた。ところ…
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ThinkSimpleな提案書作りは「表紙」から
「本質を見極め、無駄を省き、ストレートに伝える」ことは、筆者が企業ネットワークの提案書を作成したり、プレゼンをするときの考え方だ。提案の本質を分かりやすく伝える提案書作りに定型はないが、筆者は提案書の表紙と最初の3ページで提案の核心を明瞭に伝えることを心がけている。
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