米ヒューレット・パッカードの「HP MediaSmart Server」。写真では大きく見えるが、実際は通常のタワー型パソコンよりかなり小さめ
米ヒューレット・パッカードの「HP MediaSmart Server」。写真では大きく見えるが、実際は通常のタワー型パソコンよりかなり小さめ
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「Windows Home Server Console」の画面。コンピュータの一覧やバックアップ設定の有無が表示されている
「Windows Home Server Console」の画面。コンピュータの一覧やバックアップ設定の有無が表示されている
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サーバー側のディスク一覧を表示しているところ。ディスクの追加や取り外しもここから可能
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WebブラウザーからWindows Home Serverにアクセスし、共有フォルダーを見ているところ
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 ユーザーが難しい操作をすることなく、ファイルのバックアップやディスクの交換ができる――。マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が、米ラスベガスで開催されている「2007 International Consumer Electronics Show(CES)」の基調講演で発表したホームサーバー「Windows Home Server」が、同社のブースで公開されている。このOSを搭載したサーバーである米ヒューレット・パッカードの「HP MediaSmart Server」(2007年後半に発売予定)を用いて、さまざまなデモを実施している。

 Windows Home Serverは、家庭内のパソコンや周辺機器をネットワークで接続する際に使える製品だ。Windows Server 2003をベースにしているが、家庭向けに改良を加えて手軽に利用できるようにした。ファイルやプリンターの共有などの基本的なものだけでなく、クライアントとなるパソコンのファイルバックアップやディスクの追加といった作業を簡単に実行できるのが特徴だ。

 例えばファイルのバックアップは、Windows Home Serverの管理画面から、バックアップしたいフォルダーにチェックをしておくだけ。こうしておけば、該当するフォルダーのファイルは常に、サーバー側にもコピーされる。万が一どちらかのディスクが破損しても、もう一方に同じデータが残っているため復元できる。バックアップの頻度はユーザーが設定できる。

 ディスクの追加も簡単。サーバーに内蔵や外付けのハードディスクを追加すると、管理画面にそのディスクが表示される。これを選んで「Add」というボタンをクリックするだけで、サーバーのストレージの一部として利用できるようになる。逆にハードディスクを取り外すときには、「Remove」をクリック。こうすると、取り外そうとしているディスクに格納されているファイルを、残りのディスクに自動的にコピーする。つまり、ユーザーはデータの移し替えなどの作業をする必要がなく、同じファイルに引き続きアクセスできる。なお、コピーするだけの容量が残りのハードディスクにない場合は、警告メッセージが表示される。

 以上のようなサーバーの操作は、「Windows Home Server Console」という専用のソフトから実行する。Windows Home Serverは、ほかのパソコンからネットワーク経由で操作する方式をとっているため、クライアントパソコンに専用ソフトをインストールして利用する。このソフトを使えば、ユーザーごとのアクセス制限や、共有フォルダーやサーバー側のディスクの管理などを、クライアント向けWindowsに似たユーザーインタフェースで実行できる。またWebブラウザーからの利用も可能。外出先からWebブラウザーを使って自宅のサーバーのファイルを見る、などといったこともできる。

 接続できるデバイスはさまざま。パソコンをはじめ、Xbox 360やZuneも接続可能だ。ただ家庭での利用を想定しているため、接続可能な人数は10人までという。

 デモを見た限りでは、使い勝手が良さそうな製品だと感じた。だが残念ながら、日本での発売は未定だという