両規格に対応するプレーヤー「BH-100」
両規格に対応するプレーヤー「BH-100」
[画像のクリックで拡大表示]
最上部のベイにGGW-H10Nを装着したパソコン
最上部のベイにGGW-H10Nを装着したパソコン
[画像のクリックで拡大表示]
内部技術の概要も説明
内部技術の概要も説明
[画像のクリックで拡大表示]

 韓国LG電子は2007年1月7日(米国時間)、Blu-rayとHD DVDの2つの次世代光学ドライブ規格に対応したプレーヤーおよびパソコン向けのドライブを発表した。いずれも価格は1199米ドル。プレーヤーは2月の第1週に、ドライブは2007年の第1四半期に米国で発売する。米ラスベガスで1月8日に開幕する家電製品の見本市「2007 Consumer Electronic Show」(CES)で初披露する。

 プレーヤーの名称は「BH100」。Blu-ray、HD DVD、DVDのディスクを一つのトレイで再生可能。ディスクの種別はプレーヤーが自動判別するため、ユーザーが特別な操作をする必要はないという。「一般ユーザーには、DVDのプレーヤーに対して深い知識がない人も多い。こうした人でも簡単に利用できるようにした」(同社のHee Gook Lee社長兼最高技術責任者)。内部には、Blu-rayとHD DVD用の青色レーザーと、既存のDVD用の赤色レーザーを備える。レンズは、Blu-ray用のものとHD DVD用のものをそれぞれ用意した。起動時間は、Blu-rayが25秒、HD DVDは30秒。

 パソコン向けドライブの名称は、「GGW-H10N」。Blu-rayディスクの読み取り/書き込みと、HD DVDの読み取りが可能。CDおよびDVDの読み取り/書き込みにも対応する。

 「次世代ディスクの2規格の争いで、多くのユーザーが混乱していた。LG電子はBlu-ray陣営のメンバーで対応プレーヤーを開発していたが、2006年頃から、2つのフォーマットはいずれ統合する必要があるだろうと考え始めた」(Lee社長)。今回の製品が登場することで、こうしたユーザーの混乱を解消できるだろうとの考えを示した。