米Red Hatは米国時間12月21日に,2007会計年度第3四半期(2006年9~11月期)の決算を発表した。売上高は1億580万ドルで前年同期から45%増加し,前期比では6%の成長となった。純利益は1460万ドル(希薄化後の1株当たり利益は7セント)で前年同期の2320万ドル(同12セント)から減少した。ただし前期の1100万ドル(同5セント)からは増益となった。

 総売上高のうち,サブスクリプション契約による売上は8890万ドルで,前年同期比48%増,前期比5%増。当期は,新規顧客を1万2000件以上獲得したという。

 なお,2006会計年度と2007会計年度では税金および株式報酬費の会計処理方法が変更されている。これらを調整した非GAAPベースの純利益は2960万ドル(希薄化後の1株当たり利益は14セント)となり,前年同期の2270万ドル(同11セント)を上回る。

 同社副社長兼CFOのCharlie Peters氏は,「市場に強い需要があり,わが社が(戦略を)着実に実行したことで,当期の好業績が実現した」と述べた。

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