米Oracleは米国時間12月19日,同社が提供する製品の価格体系を分かりやすくするために,新しいライセンス・モデルを発表した。買収によって獲得したJ.D. Edwards,PeopleSoft,Siebelアプリケーションを含む全Oracle製品向けに4種類の基本的なライセンス・モデルを用意する。

 Oracleでは,以前から提供してきた製品と買収によって加わった製品が多数あるなかで,それぞれを別々のライセンス方法によって提供してきた。新しい合理化されたライセンス・モデルは,全製品ラインに一貫性をもたせることを目的としている。

 新しいライセンス・モデルと概要は次の通り。

・Component Model
顧客がコンポーネントを選択するアラカルト式の価格設定

・Custom Application Suite Model
顧客が企業ニーズに基づいてアプリケーションをバンドルできる

・Enterprise Applications Model
企業の売上高や社員数といった基準をベースに価格を設定。無制限のアプリケーション利用も提供

・SMB Model
売上高が年間1億ドル未満の中小企業向けのライセンス・モデル。規模に応じた価格設定や,パートナ・サポートなどを提供する

 同社は,すでにリリースしている製品については,柔軟なライセンス・オプションを提供する。顧客は,リリース済みのアプリケーションを購入する際に,新旧いずれかのライセンス・モデルを選択できる。新しくリリースする製品については,新しい価格モデルを適用する。24時間体制のサポート料金の体系は,ライセンス料の22%で従来と変わらない。

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