写真●IBM OmniFind Yahoo! Editionを紹介するIBMのソフト開発者,Madhu Kochar氏と Amit Somani氏
写真●IBM OmniFind Yahoo! Editionを紹介するIBMのソフト開発者,Madhu Kochar氏と Amit Somani氏
[画像のクリックで拡大表示]

 米IBMと米Yahoo!が米国時間12月13日,企業向け検索ソフトウエア「IBM OmniFind Yahoo! Edition」を発表した。Webサイトから無償でダウンロードできる。

 IBM OmniFind Yahoo! Editionは,IBMが販売している「OmniFind」の無償版。検索可能な文書数に制限があるものの,無料で利用できる。「購入から導入に数1000ドル必要なほかの企業向け検索ソフトウエアと違い,Yahoo!のWeb検索サービスと連携する同ソフトウエアは無料ダウンロードが可能で,容易に既存ハードウエアへインストールして使える」(両社)。

 1サーバー当たり50万件までの文書の検索が可能。対応ファイル形式は200種類以上,対応言語数は30種類以上。社内ネットワークのデータを検索するほか,「Yahoo! Search」を利用してWeb,画像,ビデオ,音声,ディレクトリ,地域情報,ニュースを検索できる。自動スペル修正,同義語,ワイルドカード,GUIカスタム化などの機能も備える。

 さまざまなプラットフォームで全文検索を可能とするため,オープンソースのインデックス作成ライブラリ「Lucene」を採用した。

 米メディア(InfoWorld)は,IBM OmniFind Yahoo Editionが米Googleの中小企業向け検索アプライアンス「Google Mini」にとって大きな脅威になると報じている。同メディアによると,Google MiniはGoogleの検索ソフトウエアを搭載する装置で,5万件の文書検索が可能な1995ドルのモデルと,30万件対応の8995ドルのモデルがある(関連記事)。

[発表資料へ]