米Googleは米国時間12月12日に,従業員向けストック・オプションに関する新たなプログラム「Transferable Stock Option(TSO)」を発表した。従業員がオンライン・オークションで,確定ストック・オプションを販売できるようにする。

 これまで,従業員には,(1)確定ストック・オプションを保持する,(2)確定ストック・オプションの権利を行使して株式を保持あるいは金融機関に販売する,という選択肢が与えられていた。TSOは,「入札方式でストック・オプションを金融機関に転売するという新たな選択肢だ」(同社)。

 同社は,ストック・オプションを移転可能にするための条件を改訂する。米Morgan Stanleyがオークション用オンライン・ツールを構築し,米Smith Barneyが従業員のストック・オプションを管理する。

 同社はTSOを2007年第2四半期より開始する予定。IPO(新規株式公開)以降に付与されたストック・オプションに適用する。執行幹部は同プログラムに参加できない。

 なお,同社はTSOに関してすでに米証券取引委員会(SEC)と協議済みで,「証券法への適合を保証する」(Google)としている。

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