米Symantecは米国時間12月13日,企業のデータ保護やウイルス対策を補強する2つの新しいサービス・モデル「Symantec Operational Services」と「Symantec Residency Services」を発表した。両サービス・モデルは,ITインフラの管理オプションを拡大するもの。ベスト・プラクティスの実装やITリスクの管理を支援する。

 Symantec Operational Servicesは,SLA(Service Level Agreement)に基づいて企業のニーズに合ったIT機能を提供する。企業は,サービスを自社で受けるか,リモートから受けるか,その両方を組み合わせるかを選択できる。Symantecとサードパーティのデータ保護機能も使用できる。

 もうひとつのサービス・モデルであるSymantec Residency Servicesは,企業のITチームを補強するためにSymantecのコンサルタントを報酬ベースで提供するもの。コンサルタントは,顧客企業内のITチームの一員としてSymantecとサードパーティの技術に関連する知識を提供する。

 同社は現在,両サービス・モデルを通じてデータ保護サービスの「Data Protection Operational Services」と「Data Protection Residency Services」,アンチウイルス・サービスの「Antivirus Residency Services」を提供している。

 Data Protection Operational Servicesでは,コンサルタントがすべてのバックアップと復旧プロセスを管理し,24時間のリモート監視や警告サービスなどを提供する。企業顧客の重要なデータの保護や復旧も管理する。

 Data Protection Residency Servicesは,データのバックアップと復旧インフラの管理,データ保護対応の評価,非常事態への対応などをサポートする。アンチウイルス・サービスのAntivirus Residency Servicesでは,データ収集,処理分析,ベンチマーク測定,レポート,全般的なプロジェクト管理などをサポートする。

 これらのサービスは,Symantec Global Servicesから提供する。2007年には,ほかの機能の提供も予定としている。

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