米Microsoftは米国時間12月12日,ロボット制御ソフトの開発環境「Microsoft Robotics Studio(MRS)」を発表した。Windowsベースで,各種ハードウエア向けにロボット制御ソフトを開発できる「エンド・ツー・エンドの拡張性のある開発プラットフォーム」(Microsoft)。

 MRSには,ロボット工学機能をシミュレートする3Dツール,各種ハードウエアと互換性のあるサービス指向のランタイム,そしてドラッグ・アンド・ドロップ操作で容易にプログラム可能なビジュアル・プログラミング言語が含まれる。

 同開発環境では,Visual C#,Visual Basic,IronPythonのほか,MRSのサービス・ベースのアーキテクチャに対応したサードパーティ言語を使って,ロボット制御ソフトを開発できる。

 またMicrosoftは,MRSを推進するためのパートナ・プログラムを発表しており,「すでに30以上の企業がサポートを表明している」(同社)。

 MRSの商用ライセンスは399ドルから。学術関係者やロボット愛好家など,MRSを非商用目的で利用する場合は無料となる。同社Webサイトからダウンロード可能。

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